ネタバレがあるかも、ということで早めに観たいと思っていた「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観てきました。ちょうど2年前に「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観て、ブログを書いているんですが、その時に思ったことの答え合わせもしたかったし… 公式のキャッチコピーが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、シリーズ最新作、という全く魅力の無いもので、どうしたものかと思いつつ観たんですが…
観た直後のツイートがこちら。
スターウォーズ、あっという間だったけどそんなに楽しくは無かった… 真ん中のエピソードだしそんなもんかな? そして、ディズニーのスターウォーズって感じがすごかった。
— タカバシ (@draftbeerman) 2017年12月17日
女性が多いスター・ウォーズ
オンナが強いディズニー映画、ってのがスターウォーズにも取り入れられてたな、という印象で… 女性が主人公だし、女性のキャラも多いし、ってのは前作からだけど、さらにその傾向が強くなってたな〜、と。あまりいい評判を見かけない新キャラ・ローズは、スタンガンとか突撃とか、お転婆なディズニープリンセスって感じがしました。(ローズに既視感があったんだけど、ここ数年の女芸人って感じなのかなとか)
なぜか活躍する女性もいれば、思ってたよりも活躍しない女性もいました。キャプテン・ファズマね。ダストシュートから戻ってきたのはいいけど、今回も特にかっこいい感じもなく落ちていきました。しかもマスクの中が見えてるカットがあったけど、なんのためにあるのかがわからず。
ワープ特攻で大ダメージを与えるホルド提督は、女優さんも良かったし、いい役回りだったよな〜。ローズに特攻を止められるフィンよりも印象的でした。それにしてもハイパースペース特攻、めっちゃ強力で驚きました。充填する時間が必要なキャノンじゃなくて、あれをオート化して、バンバン敵に突っ込ませればいいんじゃないの、という… なんで敵の前にワープしてきて爆弾を上から落とすような作戦をするのかわかんないです。
ちなみに男性陣は… カイロ・レンは叱られてマスクを壊すし、自分が一番になりたいという相変わらずな感じだし、ポーは無鉄砲な感じだし、フィンもお使いするだけだし、なんだかな〜という感じではあります。
スノークの赤い部屋
前作からラスボス感のあったスノークがあっさり死にましたし、その部屋や格好もおかしくて、ダークサイドだからか、壁がただただ赤い部屋にいました。ドカーンって爆発した後は、窓が割れて背景が宇宙になってたけど、それはそれで空気大丈夫なの?みたいな。
で、この部屋でスノークを守ってたエリート・プレトリアン・ガードがいろんな武器を持ってて、これまた異質な感じがしました。コレクターズ・アイテムというか、これでいろんなおもちゃが売れそう、みたいな感じにも思えちゃって… まあ、スター・ウォーズらしいっちゃらしいんですけどね。で、スノークって結局、なんだったの?
レイとフォースの扱い
最後のジェダイはルークであり、ただジェダイじゃなくて、フォースのお話になりますよ的なことなのかな、と思いました。で、フォースは修行しなくても正しく使えるし、テレパシー的に会話もできるし(スノークがつなぐフォースチャット)、でっかい岩をバンバン持ち上げられるし、宇宙から生身でスペースシップに戻れるし、遠くに自分を投影してなおかつ戦えるし… という万能なものだよ、という設定を見せられた気がしました。で、レイの血統はとくにスカイウォーカー家は関係ないのに、めっちゃ強いんだけど、それを今後どう説明するのかなぁ、というのが気になっています。フォースに選ばれた人なのか、ミディ・クロリアンがなにか関係あるのかはわかんないんですけども。
で、レイの中のダークサイドについて、言及している人があまりいないポイントがあって、それはカイロ・レンとのフォースチャットで、ルークについて「私が最初に見つけたのよ!」みたいなことを言ってたと思うんだけど、その執着はダークサイド的だよな〜と。そんなやり取りがあったので、物語の後半でレイがダークサイドに落ちるのかと思いきや、そうでもなくて。あ、恐れからパダワンを殺そうとしたルークは、その時点でダークサイドに落ちてたと思うので、父と同じく闇落ち後に戻ったってことなんじゃないかと思っています。闇落ちして戻るのがスカイウォーカーの血筋!
スター・ウォーズ シネマティック ユニバース?
さて、スカイウォーカー家の物語からフォースを扱う物語に広げた感じのあるスター・ウォーズは、今後、日本でいうところの仮面ライダーみたいな展開を見せるのかな、なんて思ってます。元々は、ショッカーに改造された改造人間が仮面ライダーだったけど、今は、そんな設定は関係ないですし、みたいな。まあ、父殺しみたいな根本のテーマはあるにせよ、同じ時代のいろいろな惑星、いろいろな主人公でドラマ、映画、小説を展開していって、最終的にオールスターで映画になって興行収入あげますって感じなのかなぁ、と。流石にアベンジャーズVSスター・ウォーズみたいなことにはならないと思うんだけど…
最後のジェダイで魅力的だった人物は…
ほんと、細かいことがいろいろと気になってしまった最後のジェダイでしたが、この人が魅力的だったなぁ、ってのがあまり無くて… 反乱軍もファーストオーダーも人材不足感がすごくて、苦労している感じなんだけど、それを横目に武器を売ってる人たちが何の苦労もなく楽しそうっていうのが印象的でした。ハックス将軍とか、偉いのにいい生活をしてなさそうなんだよな〜。そんな中で強いて言えば、今回ファーストオーダー側に一番のダメージを与えたハイパースペース特攻のホルド提督が印象的だったかな〜。
ということで、いろいろとツッコミたくなる、だけど目が離せないスター・ウォーズでした。エピソード9、2年後はどんな感じになっているのかな〜。「楽しかった〜! 何度でも観たい!」というエピソード9になってくれることを願って、メイザフォースビーウィズユー!
おじさんの目線
エピソード9でキレイに終わる気がしません。