東京都の観光PR事業で八丈島へ取材に行ってきました。二日目の夜は、島唐辛子による腹痛で深酒をせずに宿に帰ることになりまして、最終日となる三日目の目覚めは快調でした。怪我の功名とでもいいましょうか。満天望での二回目の朝食は和食でした。
お魚中心の献立でうれしかったです。茶碗蒸しも美味しかったなぁ… 昨夜、満天望のご主人と飲みに行って分かったんですが、満天望のご主人は元々、岐阜や名古屋で料理長をされていたそうで、料理の腕は確かなんだそうです。八丈島でもトップクラス、と酔っちの女性が話していました。次回来た時には、満天望で晩ごはんをいただかねば、です。
さて、食事を終えたらチェックアウトをして出かけます。外は相変わらずの強風と時化でした。で、表に停めてあったレンタカーを見てビックリ! 塩でドロドロです。雨が降っている様子は無かったのですが、海水が風で吹き上げられて、ここまで飛んできたようです。やはり塩害がすごいそうです。
八丈島の北半分をドライブ
八丈島はひょうたんのような形をしていて、「ひょっこりひょうたん島」のキャラクターも見かけたりしましたが、その北側、八丈富士と呼ばれる「西山」の周囲をドライブしてみました。本当は八丈富士に登って、お鉢回りをしたかったんですが、強風で危ないということで大人しく車で回りました。
八丈島一周道路というのがありまして、その名前の通り、八丈島を一周しています。時々、気になるものがあったら車を止めて写真を撮ってみました。
これは、整然と植えられていましたが、何かに使えるのでしょうか? すごい大きなアロエなんかもありました。
八丈島は釣りの旅行が楽しそう
道路を走ってて、時々、海側に看板が出ていました。結構な頻度で出てくるんですが…
何かと思ったら、釣り場の案内でした。これだけ釣り場と看板がいたるところにある島は初めてです。
この看板があるところからは道が出ていて、釣りのスポットに行けるようです。僕は釣りをしないので、どのポイントがいいのか、ということはわかりませんが、これだけ看板、というかスポットがあると逆に迷っちゃいそうです。ただ、釣り好きな人は、スポットを選ぶところから楽しめる気もしました。
僕が訪れた時は時化ていて、波が高かったせいもあるかと思いますが、八丈島の印象は島というよりも巨大な船でした。それこそ、ひょっこりひょうたん島のように、この島自体が移動しているんじゃないかと… 砂浜が少なく、岸壁が多いってこともあるのかな。それだけに、沖に出なくても、でっかい魚が釣れるらしく、釣りが好きな人にはとても楽しい島なんじゃないかと思いました。
数ある温泉の中でも一番落ち着けた「ふれあいの湯」
八丈島の西にある無人島「八丈小島」を眺めつつ、宿のあたりまで戻ってきました。島の半分は小一時間で回れました。
1時間弱、時間が余ったので昨日定休日だった温泉に行ってきました。こちら、「ふれあいの湯」(入湯料:300円)です。
例によってお風呂の中は撮影禁止なので、八丈島観光協会のサイトで公開されていた写真を… こちらが内湯。
(引用元:八丈島観光協会)
そして、こちらが露天風呂です。
(引用元:八丈島観光協会)
どちらも他の温泉に比べて広くて、ゆったりできました。ただ、駐車場も広く、多くのお客さんが来る時間もあるだろうなぁ、と思うと、タイミングもあるかもしれません。お湯はみはらしの湯と同じ感じで、少し濁った青白いお湯でした。内湯だけで云ったら、ここがベストでした。
八丈島、最後のランチは島寿司
14時過ぎのフライトだったので、最後にランチを食べることにしました。伺ったのは、島寿司が楽しめる「すし処 銀八」です。
江戸前寿司と島寿司が楽しめるコースがあったので、そちらをいただきました。
そりゃあもう美味しかったですよ! すし処 銀八については、沖縄ランチブログもご覧ください。
東京で美味しい島寿司をいただきました!(沖縄ランチブログ)
八丈島のスーパー、酒屋を巡る
美味しい島寿司をいただいて、満腹になった後はお土産も探しつつ、地元のスーパーを見てみようと車を走らせました。と、道の途中にビールのケースや樽がたくさん並んでいるお店が…
おそらく八丈島で一番大きな酒屋さんではないでしょうか。とりあえず入ってみました。
店内には、八丈島の名産品やTシャツ、さらに八丈島だけではなく青ヶ島や小笠原諸島のお酒も売っていました。ということで、僕は小笠原母島産のラムを購入。珍しさに惹かれてしまいました。そして、普通のお酒はどうだろうと冷蔵庫を見てみると…
結構いろいろなビールがありました。日本酒もいい感じです。ここでお酒を買って部屋飲みなんてのもいいかもしれないですね。
続いてはスーパーです。最近は個人商店は減っていて、大きないくつかのスーパーが目立っているそうです。と言っても、イオンとかそういうことではなく、島のスーパーです。
入口に卵が1個単位で売っていて、なんだかほのぼの。
名産だという里芋も売っていました。満天望のご主人に伺ったんですが、これを皮ごと海水で煮て、皮をむいたものに酒盗をのせて食べると美味いんだとか。沖縄風に云えば、里芋のマース煮でしょうか。ああ、日本酒や焼酎と一緒にいただきたいです。
八丈島のマグロや鯛…
くさや…
島寿司も売ってました。
この値段だったら、お寿司屋さんで食べた方がいい気もしますが、時間が無かったり、場所を選びたくない場合にはこの島寿司もありかもしれません。
八丈島から羽田へ…
さて、レンタカーを返したら、いよいよ帰途につきます。相変わらずの強風で飛行機が飛ぶか心配だったのですが…
無事に飛んでくれました。僕は3便あるうちの2便で帰ったんですが、この日も次の日も、1便は欠航となっていました。早朝は厳しいのかな…?
飛行機から見ても、海は大時化です。あんなに波打ち際が白いというか、広いというか…
40分程度のフライトのあと、東京都心は晴れていました。
八丈島は船でも行けますが、11時間くらいかかるようですし、時化の時は欠航になってしまうので、飛行機で行く方が良さそうですね。
ということで、嵐の中でも、温泉と島焼酎、島寿司が印象的な八丈島でした。2泊3日の旅という事で、かなり慌ただしくもあったので、3泊か4泊でゆっくりじっくりといろいろ楽しむスケジュールをオススメします! 次は青ヶ島まで足を延ばしてもいいかなぁ…
【関連リンク】
tokyo reporter 島旅&山旅
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