GWは九州南部を旅してきたんですが、その途中、金山を酒蔵にした施設があるということで立ち寄りました。鹿児島県いちき串木野市にある濵田酒造の施設「金山蔵」です。
とりあえず結論
・芋焼酎や日本酒の試飲もある酒蔵
・トロッコで金山に入り、酒蔵見学
・お酒好きの人はハンドルキーパーと一緒に行くべし!
濵田酒造は、特徴の違う3つの蔵を持っていて、芋焼酎はもちろん、麦焼酎や日本酒も造っているメーカーです。その蔵のひとつが金山蔵というわけです。
施設に入ると案内板がありました。買い物ができる仲見世、そして日本酒と焼酎の仕込蔵、さらに金山を利用した地下蔵があるようです。
地図で見るとこんな感じです。
中には池があり、鯉も泳いでいて落ち着きます。
中庭の反対側が、ちょっと広いスペースがあり、その周囲を囲むように清酒仕込蔵があります。
清酒仕込蔵はこの広いスペースにある窓から中を覗いて見学する感じでした。
トロッコで金山の中へ
さて、金山蔵の目玉は、もちろん金山です。正確には、元・金山ですね。今は焼酎の仕込みや貯蔵が行われているんだとか…
トロッコ列車は1日4回運行していて、大人は720円で乗ることができます。窓口でチケットを買ったら、出発です。まずは金山資料館でいろいろな展示を見て、トロッコ乗り場に進みます。
こちらがトロッコ乗り場です。金山の中は外と気温が違う(坑洞内は年間を通じて気温19度前後だそうです)ので、寒そうと不安な人には、ジャケットやブランケットを貸してくれます。
珍しい乗り物に乗って、洞窟に入っていく… ということでお子サマーもめっちゃテンションが上がっていました。
トロッコでトンネルの中を8分間進んだら、坑道に到着です。
こちらが案内図ですが、ま〜ワクワクしているし、坑道内が気になって頭に入りませんでした。
この先は歩いて進みます。
約350年に渡って掘り続けられた坑道は、平成になっても掘られていたそうで、使われた機械が展示されていました。
いろんな火薬や爆薬があったけど、さすがに本物じゃないですよね…?
昔のボトルも展示されていました。
こちらで焼酎の仕込みもしているそうで、その工程や麹の違い等の説明もありました。
さて、坑道の奥には薩摩開運神社なる神社がありました。こちら、昔からあったものではなく、金山蔵が創業した平成17年4月に、島津家第17代当主島津義弘公を祭神として祀る神社として創建されたそうです。
「鬼島津」島津義弘を祀る神社であり、自ら運を開く力「開運」の力があるとのことでした。
いつまでも美味しいお酒が飲めるようにと祈願したあとで、さらに歩を進めると、貯蔵タンクがたくさん並んでいました。
大きなタンクで寝かせているものもあれば、研究用ということで、瓶に入っているものもありました。
こちらでは「熟成と共に 福来たり」という焼酎を最長5年間、熟成してくれるサービスがあり、それらも眠っていました。
レトロな棚と錠前がいい感じでした。
帰りのトロッコに乗る前には、黄金の観音像もありました。
さて、約40分の坑道ツアーを終えて、またトロッコに乗り戻ります。
最後は仲見世で試飲したり、お買い物したりできますが… 僕はドライバーのため、試飲できず…
友だちにオススメされた濵田酒造の芋焼酎「だいやめ」を買いました。これ、濱田酒造ではあるけど、金山蔵の焼酎じゃないんですよね。試飲して気に入ったのを買いたかったなぁ。金山蔵の焼酎だけでも10種類以上、清酒もあるということで、お酒好きの人がここに行く場合は、運転無しで行くことをオススメします。
以上、金山を酒蔵にしちゃった「金山蔵」でした。「だいやめ」の記事はまた別途書こうと思います。
【関連リンク】
薩摩金山蔵(公式ページ)