「頭をよくする」なんて抽象的な表現だけど、採用面接をしてて、「学生のうちにやっておいた方がいいことってありますか?」なんて学生から質問があった時に答えるような内容です。
まず、僕の中の「頭がいい」定義。頭がいいってのは、的確な判断でゴキゲンな人生を送ることだと思う。
頭をよくするのに(=ゴキゲンに生きていくために)、僕がやるべきだと考えているのは…
1. 旅をする
2. 人の話を聞く
3. 本を読む
という3つ。3つ、全て網羅する必要があるということではなくて、できることをすればいいと思う(けど、全部できたら幸せだよね)、それぞれに伸びる、というかよくなるポイントが違ってくるかな、とは思う。
1. 旅をする
旅行じゃなくて、旅。(旅行って言葉には予定調和を感じてしまう)
予定調和な日常ではなくて、アウェイな非日常の中で、生きるため、楽しむために思考を凝らすことが大事かなと。旅先では、自分以外はだいたい日常を過ごしている人で、そのギャップの中でわかること、見つける多様性もあるはず。そして旅には体力が不可欠。健康もゴキゲンに生きていく上で必要不可欠。
2. 人の話を聞く
自分で経験できることなんて、人間の一生分あるかないか。だけど、誰かの経験や思考を聞いて、取り込むことはできる。生の野菜を食べるんじゃなくて、野菜ジュースや冷凍の温野菜を食べるようなものかもしれないけど、それでも考えながら聞く、訊ねながら聞くことで少しは経験値を増やすことができると思う。自分の体験をしていないことを聞いて、それを理解するのにはイマジネーションも必要だしね。
3. 本を読む
本に書かれていることは、ほとんどの場合、他人の言葉であって、それを自分で読み、咀嚼し、想像し、吸収する必要がある。没頭して本を読むことは、他人に近づくことなのかもしれない。そうなった時の自分の集中力やスイッチに気づくという点でも本を読むという「作業」も大切なものなのかもしれない。あとは単純に知識を得られるてのもあるかな。
誰も思いつかないようなアイデアが思い浮かばなくても、誰も為しえなかったことをしなくても、ゴキゲンな人生になると思う。でも、多様性を知らず、寛容ではなく、いろいろと許容できなければ、人生はつまらないものになってしまうのではないだろうか。必要なのは、健康、多様性の理解、想像力、そして判断力と行動力… 結構あるな。けど、それを同時に持つことはできるはず。
おじさんの目線
書を持って、旅に出よう。