約40年に渡って展開されたスター・ウォーズが「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を持って終了となりました。正しくは、スカイウォーカーの夜明けというタイトルですが、スカイウォーカーのストーリーが終わった、という感じでしょうか、これからもスター・ウォーズの新作があるらしいし。
乾杯おじさんのスター・ウォーズ歴
僕が最初にスター・ウォーズに触れたのは、おそらく1983年『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』であったのではないかと思います。当時7歳、祖父が地方で映画館をやっていて、そこで見た記憶があります。正しくは、イウォークを見て「なんだこれ?」と感じた記憶があります。
そこからは何度もテレビで放送されたエピソード4をメインにいろいろと見つつ、大学生になった頃公開されたエピソード4〜6の特別篇を劇場で観ました。
そして1999年、新三部作の公開です。エピソード1『ファントム・メナス』公開時は大阪のおもちゃ問屋でバイトをしていて、各小売店から来るスター・ウォーズのおもちゃの発注をどんどんさばき発送するという日々を送っていました。たしかおもちゃの発売日は映画公開前の6月だったと思うんですが、発売日前に働きすぎて脱水症状になり、発売日には会社におらず、大変なことになってました。
ただ、『ファントム・メナス』自体は会社からチケットが支給されたり、友達からチケットをもらったりして、劇場で5回くらい観ました。劇場で同じ映画を5回も観たのは、後にも先にも『ファントム・メナス』だけです。
だがしかし、エピソード2『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』は途中の恋愛描写に辟易し、エピソード3『シスの復讐』までたどり着かず、唯一『シスの復讐』は劇場で観ていません。あとでDVDで観たけど、R2-D2が飛んでたり、クッパ城みたいなドタバタがあったり、なんじゃこりゃって思ったんですけども…
そして2015年、続三部作はすべて劇場で観ましたし、感想は以下のとおりです。
スカイウォーカーの夜明けのネタバレふくむ感想
今回、予告編は観たけど、ネタバレやその他の情報は何も入れずに観ることができました。観た直後のツイートがこちら。
スターウォーズ、よかった〜! @baoh さんの感想と考察もアレコレ聞きたいよ! もちろんフーターズで!
— タカバシ (@draftbeerman) December 21, 2019
2回、泣きました。とにかくどんどんストーリーが進むので、あまりいろいろ考える間もなく、ハン・ソロが登場するシーンとラストシーンからのスタッフロール(というか、ジョン・ウィリアムズの楽曲?)で泣けました。
ただまあ、振り返ってみたり、他の方の感想を読んだりすると、「たしかにそれはどうなん?」みたいなところも多く出てきますね。まあでも、スター・ウォーズを終わらせるってなるとこうなるのかなぁ、と思いました。
引っかかったのは、「レイに流れるパルパティーンの血=フォースの民主化ではない」かどうか? ということ。エピソード8の最後に出てきた少年もジェダイかシスの子孫なのか、それとも? ってなりますけど、今後もスター・ウォーズシリーズは続くと考えると、誰にでも可能性のあるフォースにしておかなきゃいけない気がします。でも、今回はそこは落とし所にできずに血筋を持ってきちゃったんでしょうかね。まあ、ミディ=クロリアンに新たな解釈を加えて持ち出してもよかったんじゃないか、なんてことも思いますが、もっともっと批判が集まったんだろうなぁ。
アダム・ドライバーのカイロ・レン、今回は良かったですね。今まではキレる駄々っ子な感じで感情移入できなかったけど、今回は大人になってた。ただ、レイとの「君の名は」なやり取りはなんだかな〜、と。フォースってほんと便利、みたいな。最後のキスもな〜、スター・ウォーズにはいらないけど、アメリカの映画だからこうなるよな〜、と思って見てました。
最後のシーンはキレイにオチがついた感じで良かったと思います。終わりよければ全て良し、に思えました。デイジー・リドリーの表情も(映画的だったけど)良かったな〜。
自分の中の宇宙がアップデートされていた
映画を観た、というよりもスター・ウォーズを観た、という体験が終わりました。小学校からスター・ウォーズを観ていて、それに影響されたいろいろなものを見ていて、僕の中では宇宙といえばスター・ウォーズだったんですが、最近それがアップデートされていることに、今作を観て気が付きました。それはマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』によるものです。カラフルで派手で明るい宇宙… 遠い昔ではなく、現在進行系の宇宙… あの宇宙が気に入っちゃったんですよね。まだ映画は2作しかやっていないけど、キャラクターがしっかり描かれていて、みんな魅力的。
対してスター・ウォーズの続三部作は魅力的な人が少ないんですよね。いい味だしてたハックス将軍も、なんだかな展開だったし、ベニチオ・デル・トロとかほぼ覚えてないし、宇宙にいるベニチオ・デル・トロだったら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のコレクターの方が印象的でユニークだなぁ、と。ま、完全に好みですけども。
ということで、スター・ウォーズを観終わったので、今度はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに期待して2021年以降を待ちたいと思います。
おじさんの目線
おじさんになって、ユーモアの比率が高い方がいいのと、聞き慣れた洋楽がいいのかな、とも思ったり。