マリアーンスケー・ラーズニェ

旅 -journey-

王様も休むチェコの温泉リゾート「マリアーンスケー・ラーズニェ」

チェコ親善アンバサダー2018ということで、チェコ政府観光局に旅費宿泊費を負担していただきまして、チェコを旅してきました。

ジャテツカルロヴィ・ヴァリロケトと巡り、続いてやってきたのは、マリアーンケー・ラーズニェ(Mariánské Lázně)という町です。名前が長いし覚えづらいです。なんと13音節。

マリアーンスケー・ラーズニェの街並み

この街もカルロヴィ・ヴァリと同じように温泉がメインな感じですが、スポーツやイベントというよりは、「療養」をメインにした印象がありました。観光客の年齢層も高めで、町の時間はゆっくりと流れているように感じました。

大きな公園

もちろん、商業的な施設やお土産屋さんもありましたが、派手さはないというか…

ゴーフル屋さん

まあ、宿泊したホテルとその周りにその特徴が顕著だったとも言えます。こちらは雨でも散歩ができるコロナード。

マリアーンケー・ラーズニェのアーケード

町で有名なのは「歌う泉」と呼ばれる噴水です。こちら、1時間に1回、噴水が音楽に合わせて噴き上がるのだとか。

歌う泉

噴水

こんな感じです。

時間ごとにかかる曲も違うそうですが、このあたりも時間がゆったりと流れている感じがしていいですね。

Health Spa Resort Nove Lazne(スパ ノーヴェ ラズニエ)

今回、マリアーンスケー・ラーズニェの宿となったのは、この町に10の宿泊施設を有する Marienbad resort(マリエンバート リゾート)の Nove Lazne(ノーヴェ ラズニエ)というホテルです。10のうち、7つの施設は歩いて移動が可能です。端から端まで歩いて800メートルだそうです。

Marienbad resort spa

800メートルを歩いて案内していただきましたが、もうとにかくいろいろな施設がありました。写真でババーっとご紹介します。こちらは週末になるとコンサートが行われるホールです。宿泊客のためのコンサートですよ。

歴史を感じられる荘厳な造りです。

こちらはダンスホール、だったかな?

この場所の名前になったマリアの像、でしょうか。

マリアーンスケー・ラーズニェには40の温泉があり、こちらも飲泉できるそうです。

やはりガイドさんオススメの泉というものがあるそうで「ここのがオススメよ」って言われたけど、お腹を下してしまうのが怖くて1杯しか飲めず… ごめんなさい。

昔は泉から町まで、木のパイプを通してお湯を運んでいたんだとか。

こちらは800メートルの真ん中あたりでしょうか。

こんなオシャレな足湯的なものもありました。

プールや…

ジムもあり…

道具やシューズをそこで買うこともできました。ミズノ

お子様向けの設備も途中でいくつか見られました。

さて、こちらの施設で一番印象的だったのが、こちらです。ローマ風のお風呂っぽい、今はプールでしょうか。

王族のための温泉・ミネラルバス

ノーヴェ ラズニエを含め、マリエンバートのホテルにはミネラルバスと呼ばれるアクティビティ(?)があります。チェコの王族はもちろん、イギリスの王族も利用したことがあるという、簡単に言えばお風呂ですね。部屋に入るとまずは絵が飾られていました。

ロビー的な部屋。

マッサージチェアではありませんが、湯涼みをする椅子でしょうか。

こちらがお風呂になります。

部屋の奥から振り返るとこんな感じです。

この中に温泉を貯めて入るんだそうです。炭酸泉に20分浸かり…

こちらのベッドで20分休む(集中する)、という40分間1サイクルだそうです。

お湯に浸かって見上げたらこんな感じです。

壁も飾り窓も素敵なものでした。

ちなみに、こちらは通常の宿泊客が利用するミネラルバスです。部屋はコンパクトですが、こんな部屋が数十部屋ありました。

こちらは歴史が短いのか、お風呂はきれいでした。

実は僕も体験したのですが、全裸での体験だったので写真付きではレポートできず。簡単にテキストで…

・炭酸泉はぬるめのお湯だけど、お湯に入るとシュワシュワして、体中が気泡に包まれます。
・10分くらい経つと、体の芯から温かくなってきます。
・20分浸かったらベッドに寝そべり、タオルを巻いてもらって20分休みます。

飲泉もそうですが、こうして温泉に入り、広い公園を歩き… ということをして療養するのだそうで、血液の数値とか明らかに改善するとのことです。2〜3日で改善するもんなんですか? と伺ったところ、3週間位は滞在するのが当たり前だとか… ここにあるのは、王族のためのお風呂と庶民のお風呂だと思いましたが、お風呂に入って療養できる段階で庶民でもないのかも、なんて思いました。

施設の中にはお医者さんはもちろん、介護士さんもたくさんいて、お話を伺うとほぼ病院のようでした。本気で療養したいならマリアーンスケー・ラーズニェで間違いない、と思いました。

宿泊用の部屋はとてもきれい

さて、僕が泊まったお部屋は天井が高く、とても落ち着く部屋でした。全体的に歴史ある、格式高い建物ですが、部屋は温かみがあって、過ごしやすかったです。

素敵なお部屋

ベッドも格式高い

シャワールーム

ということで、ホテルが広くて、全体を見るだけでもちょっとしたアクティビティになりました。

カルロヴィ・ヴァリか、マリアーンスケー・ラーズニェか

どちらも温泉のある町ですが、スポーツができるならカルロヴィ・ヴァリ、じっくり休む必要があるのであればマリアーンスケー・ラーズニェがオススメだと思いました。ただし、マリアーンスケー・ラーズニェも冬はスキーができるらしいので、シーズンだったら温泉&スキーというのもいいかもしれません。

さて、マリアーンスケー・ラーズニェで一泊した後は、首都・プラハに向かいますが、その前にちょっと寄り道を…

【関連リンク】
マリアーンスケー・ラーズニェ(Czech Tourism)

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マリアーンスケー・ラーズニェ「Miniaturpark Boheminium」で一気にチェコ巡り次のページ加工をするとこんな感じ

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