先日、Anker Soundcore Liberty Air 2 を購入しましたが、音声通話の品質が Liberty Neo よりも劣っていると感じまして…
アプリでイコライザーをいじれたり、音楽再生時の音質はめっちゃめちゃ良くなってるんですけど、音声通話時のマイクがね〜。
ということで、最高の音声通話品質を求めて、巷で大好評のワイヤレスイヤホン Jabra Elite 85t を購入してみました。4,300円(Liberty Neo)、8,999円(Liberty Air 2)と来て、一気に25,436円です。
Jabra Elite 85t 開封の儀
購入したのは、最近登場したニューカラー・ゴールドベージュです。
観音開き風の箱には、ケースに入ったイヤホンと、充電用のUSBケーブル、イヤーパッド、そして説明書類などが入っていました。
イヤホンを取り出して、手に乗せてみるとこんな感じ。小さいです。
ふたつの Soundcore Libertyシリーズと比較するとこんな感じです。イヤホンのサイズは Liberty neo よりもほんの少しだけ小さいようです。
ケースの大きさはそれぞれですが、容積的にはそんなに差が無いように感じます。さわり心地は Elite 85t がしっとりとしていい感じです。
充電はUSB-C、もしくはワイヤレス充電の規格 Qi に対応していますが、これは Liberty Air2 と共通しています。
ということで、前回と同じように、まずはマイクのチェックです。Elite 85t、Liberty neo、そしてMacBookProのマイクから、Zoomにつないで音声通話を録音してみました。
ということで、やはり MacBookPro は素晴らしい… という結果になりましたが、イヤホンでは Elite 85t も悪くないかな、と思いました。若干音がワレて聞こえますが、小型のワイヤレスだと仕方が無い、のかな。
機能も音質も素敵な Jabra Elite 85t
さて、マイク以外の部分、各種機能や使い勝手については、多くのレビューが出ていますので、軽く解説してみたいと思います。
イヤホンはアップデートが可能で、これからもいろんな機能が増えていく、かもしれません。いずれにしても、専用のスマホアプリで設定を行います。Liberty Air2 に無かった機能として、イヤホンのフィッティング調査機能があります。しっかりとハマっているかどうかってのは、さすがに自分でわかりそうなもんですが、イヤーパッドのサイズを換えるべきかどうか、微妙な場合には安心できる機能だと思いました。
いろいろな音を聴きつつ調整するパーソナライズ機能は Liberty Air2 にもありましたが、使い勝手と反映結果に関しては Elite 85t の方がわかりやすくてよかったです。
イヤホンでの操作については、アプリからカスタマイズが可能ですが、Elite 85t はボリューム調整が設定できず、そこは少し不満。今後のアップデートに期待です。
ハードの設計的に Liberty Air2 との大きな違いは、イヤホンの操作が「ボタン(Elite 85t)」か「タッチ(Liberty Air2)」かという点です。タッチの場合、意外に誤操作というか、誤タッチが多いんですよね。ただ、ボタンの場合は押し込まなくてはいけないので、耳に圧がかかるというデメリットがあります。ボタンの下の方を押すようにすれば、そこまでの圧はかかりませんが、ここも好みかな、と思いました。
Elite 85t が圧倒しているポイントとしてノイズキャンセリング機能があります。
というのも、Liberty Air2 のノイズキャンセリング機能は通話時のノイズを除去する機能であり、音楽を聴くときに周囲の雑音を除去するものではない、とのことで、そもそも比較できるものではありません。ノイズキャンセリング機能に関しては、SONYやAPPLEのものと比較すべきなんでしょうが、端末が無いので Elite 85t だけを使った感想を…
一言、すごい!
外部の音を消す Active Noise Cancelling(ノイズキャンセリング)と、外部の音を取り込む HearThrough がありますが、それがボタンひとつで切り替えられるのもとても便利です。
通話中もノイズキャンセリングが効くんですが、その時にイヤホンのボタンを押すとこちらの音声を「ミュート or アンミュート(通常の状態)」と切り替えられます。で、音声をミュートにすると、外の音を取り込んでイヤホンをしてても外の音が聞こえるようになるのが便利だなぁ、と思いました。
そのほか、Jabra Elite 85t でいいと思ったポイント
ちょっと感動したのは、イヤホンを片耳でも外すと音楽がミュートになる機能です。例えば、街で誰かにバッタリ会ったり、お店のレジ等で片方のイヤホンを耳から外すと勝手に音楽をミュートしてくれるんです。しかも、また耳に入れると再生してくれる… こういうの、実用的でフラグシップモデルらしくていいな、と思いました。
あとは、イヤホン内で聞こえる音声ガイドを日本語に設定できるのも、ある層には親切だと思いましたし、MacBook と iPhone、2台同時にペアリングできるのも何気に便利かもしれません(iPhoneで音楽を再生しつつ外から帰ってきたら、イヤホンのボタンを押して音楽を止めて、MacのYoutubeをすぐに見る、みたいなことができます)。
いずれにしても、音楽をいい音質で聴きたい、というだけであれば Soundcore Liberty Air2 でもいいのかなと、1万円しないし。ただ、ノイズキャンセリングやそれ以外の機能や音声通話を考えると Jabra Elite 85t になるのかな、と思いました。2〜3年は不自由なく使えるかな〜。飛行機での移動ができるようになると活躍の場が増えると思うので、早く旅に出られる世の中に戻るといいなぁ。
【関連リンク】
Jabra Elite 85t(公式ページ)