5年間使ってきたソニッケアーから、新たにブラウンのオーラルBに乗り換えてみました。それぞれの使用感や違いについて書いていこうと思います。なにげなく長年使ってきたソニッケアーですが、そろそろ買い替え時期かなと思い、世間的にもう一つの有名どころであるオーラルBを試してみることにしたんです。
使っていたのはこの2機種
今回比較するのは以下の2機種です。
フィリップス ソニッケアー イージークリーン【2019年モデル】 HX6526/01(2020年購入時価格:2,507円)
ブラウンオーラルB iO4 ホワイト IOG41A61KWT(2025年購入時価格:11,720円)
パッと見て価格差がすごいですよね。オーラルBの方が約5倍の価格です。これだけ見ると「高いな〜」と思うところですが、5年のブランクがあるのと、そもそも機能などが違うこともあって、実際には価格差はあまり違いが無い印象です。ただ、使ってみるとそれぞれに特徴があり、良さがありました。
基本的な違い=振動方式とヘッドの形状
まず大きな違いは振動方式です。
オーラルB(画像左)は「回転振動」で、ブラシヘッドが回転しながら前後に動き、より従来の手磨きに近い動きをします。一方、ソニッケアーは「音波振動」と呼ばれる横方向の振動が特徴で、1分間に約31,000回の振動を発生させます。
もう一つの大きな違いはブラシヘッドとネックの形状です。オーラルBは丸い形状でネックが太いのに対し、ソニッケアーは従来の歯ブラシに似た楕円形でネックも細いです。この形状の違いが使用感にもかなり影響してきます。
使用感の比較
持ち心地と操作感
オーラルBは本体がしっかりしていて少し重めに感じます。握り心地はしっかりしていますが、長時間使うと若干疲れるかも。
ソニッケアーの方が持った感じが全体的に軽い印象です。本体もネックも細めなので、手の小さい人や力の弱い人にも扱いやすいかもしれません。
磨き心地の違い
これが一番大きな違いだと感じました。
オーラルBは「ゴシゴシ、ガシガシ」と磨いている感覚が強いです。モードは色々あるものの、全体的に力強く磨く印象を受けます。
一方のソニッケアーは繊細な振動で、歯に優しく当てるだけでOKという感じ。振動が微細なので、歯茎が敏感な人にはこちらの方が向いているかもしれません。
「しっかり磨けた!」という実感はオーラルBの方が強いですね。
奥歯へのアクセス
口の奥、特に奥歯を磨く時の使いやすさにも違いがありました。
オーラルBはネックとヘッドが結構大きいので、奥歯の方を磨くのが少し大変です。その点、ソニッケアーは比較的小さいブラシヘッドなので、奥まで届きやすかったです。口が小さい人や、口を大きく開けるのが苦手な人は、ソニッケアーの方が使いやすいかもしれません。
それぞれの良い点・気になる点
オーラルBの良い点
・しっかり磨けている実感がある
・複数のモードがあり、状況に合わせて選べる
・本体の質感が良く高級感がある
オーラルBの気になる点
・ヘッドが大きいので奥歯が磨きにくい
・歯茎が弱い人には刺激が強いかも(歯茎を傷つけた感覚があった)
ソニッケアーの良い点
・軽くて扱いやすい
・振動が優しいので敏感な歯茎でも使いやすい
・ヘッドが小さい&ネックが細いので奥歯まで届きやすい
ソニッケアーの気になる点
・「しっかり磨けた」という満足感がやや弱い
・1モードだけなので機能的にシンプル過ぎる面も(今のモデルだといろいろある)
コスト面での比較
初期投資としては、前述の通りオーラルBの方が約5倍に見えますが、先述した通り、現状の商品の価格差はほぼありません。そしてランニングコスト(替えブラシの価格)もそれほど変わりません。どちらも替えブラシは1本あたり1,000円前後で、3ヶ月に1回の交換が推奨されています。
ちなみに、互換ブラシも両方とも販売されていて、そちらを使えばもう少しランニングコストを抑えることも可能です。
結局どっちがいいの?
1ヶ月使ってみた感想としては、どちらも一長一短です。
オーラルBがおすすめな人
・しっかり磨き上げたい人
・口を大きく開けても大丈夫な人
ちなみに2025年時点での最高級オーラルB👇️
ソニッケアーがおすすめな人
・歯茎が敏感な人
・口が小さい、または奥歯まで届きにくい人
ちなみに2025年時点での最高級ソニッケアー👇️
個人的には、オーラルBの力強さは気に入っていますが、ヘッドの大きさで奥歯が磨きにくいのは少し不便に感じています。ただ、慣れの問題もあるので、もう少し使い続けてみようと思います。
皆さんも自分の口の状態や好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、基本的な充電方法や使い勝手はどちらも似ていて、替えブラシの交換もヘッドを抜き差しするだけです。充電もスタンドに立てておくだけなので、その点での違いはほとんどありません。結局のところ、磨き方の強さやヘッドの大きさなどに起因する使用感の好みで選ぶのが一番良い… というか、その差なのかも。