DMMの名前がついた水族館が沖縄にオープンしました。その名も「DMMかりゆし水族館」です。
沖縄の水族館といえば「美ら海水族館」という日本でも有数の水族館があるんですが、あちらは沖縄本島北部にあり、那覇から1時間以上かかります。が、「DMMかりゆし水族館」は沖縄本島南部、豊見城市にある那覇からも車で20分弱で行くことができます。
DMMかりゆし水族館へのアクセス
基本的にレンタカーや自家用車での移動になります。那覇空港からは約30分に1本の運行間隔でバスも出ています。水族館の隣には「イーアス沖縄豊崎」というショッピングモールがあり、そこに行くバスに乗ってもOKです。
画僧右側がイーアス沖縄豊崎、その左にあるのがDMMかりゆし水族館です。
DMMかりゆし水族館の入り口は2階にあります。イーアスの2階からアクセスするのがわかりやすいです。1階にも入り口らしきものがありますが、こちらは出口になります。出口にあるミュージアムショップだけ見たい場合にはこちらからでOKです。
2階に行くと券売機があり、そこでチケットを購入します。現金、クレジットカードはもちろん、交通系ICカードも使用可能です。コロナ禍ということでマスクも販売していました。(入館にはマスク着用が必須となっています/2020年夏時点)
ということで、チケットを購入したら、いよいよ入館です。
専用アプリはあらかじめインストールしておくべし
入館すると、まずはシアターに通されます。シアター内は撮影禁止のため、写真はありません。
シアターは立ちながら見るようなタイプの簡易的なものですが、270度映し出される映像、そして映像に合わせて吹き出す風、といった感じです。時々、酔っちゃう人もいるらしく、その場合は目を閉じるようにとのことでした。
映像を見終わると、奥に進みます。まずは「亜熱帯気候が織りなす 常緑の森」からスタートです。
ここで専用アプリについての告知をみつけました。このアプリがあったほうが良さそうなんですが、結構な重さでダウンロードするのに時間がかかりました。アプリは水族館に行く前にインストール、アップデートしておいた方がいいです。
アプリでは、スマホを各エリアにいるタッチアイコンに近づけることで、生き物の情報を見ることができます。アプリ内でそのエリアにいる生き物が一覧で見られるので、見落としがないのがいいですね。
アプリに問題がなかったら、「亜熱帯気候が織りなす 常緑の森」を進みます。
亜熱帯気候が織りなす 常緑の森エリア
入って最初のエリア「亜熱帯気候が織りなす 常緑の森」は、建物的には2階になります。
淡水魚、爬虫類、両生類が生息する森、という感じで、若干水族館っぽくないエリアからのスタートになりますが…
南米に生息しているキクラ・オセラリスやアロワナあたりが見どころでしょうか。
ワニと魚が同じ水槽に入っている展示もあるんですが、食べられないのか、見ていてドキドキします。地上にワニ、手前の水中に魚。ワニはワニ同士、戯れているのかと思いきや…
なんかこっち来た!
ザブンと水に入ってきましたが、魚は食べませんでした。この時だけなのか、いつもなのかはわかりませんが、こういう形でワニを水中から見られるのは珍しい気がします。
ちょっと進むと急にペンギンがいました。
ペンギンも、横から、下から見ることができます。
水中でどんな動きをしているのか、そういったことが見られる、しかも近くで、というのはいいですね。
さらに進むと、沖縄の空模様と波打ち際の海岸を再現した空間があります。こちら、手前は水槽、奥はスクリーンで空が映っています。このコラボレーションがDMMならでは、なんですね。
ここでは沖縄の魚を見られます。こちらの展示は、通常の水族館のように横から眺めるだけではなく…
アクリルの壁が低いので、魚を上から覗き込むこともできます。上の画像の黄色い魚「ソウシハギ」は強そうですが、上からみるととても薄くて驚きました。
その後ろには、床一面透明なガラス張りの部屋があり、1階にある大きな水槽を上から眺めることができました。
足元をエイが優雅に泳いでいきます。
ここを出ると、1階に降りるエスカレーターがあり、その周りにはヒトデやサメの肌に触れることができるタッチプールがありました。2020年夏の時点ではコロナの影響で触ることはできませんでした。
それでも、近くで壁やアクリル無しでサメが見られるんだから貴重です。これ、本当に触れるようになるんだろうか…
ここで急いでエスカレーターを下りないように注意してください。2階の一番奥には、かわいいカワウソがいます。
2匹のコツメカワウソもかなり近くで見ることができます。
2階を全部見終わったらエスカレーターで1階へ… ちなみに1階に降りても、階段で戻ってくることができます。
多彩な生物が息づく 澄み切った海
1階のテーマは「多彩な生物が息づく澄み切った海」ということで、いよいよ水族館らしく、いろいろな海の生き物を見ることができます。
1階に降りて最初に目にするのは、いろいろな生き物が小分けにされた小さな水槽です。
どれも小さい水槽なので、すごく近くから観察できるのがポイントです。生き物との距離が近い!
タツノオトシゴが小さいヒレを振って泳いでいるところをしっかりと観察できました。
アクリルにスマホを押し付けてチンアナゴの動画を撮ってみました。チンアナゴはそんなに移動する生き物ではないので、どこの水族館も比較的近くで見られる気がしますけども…
さて、奥に進むとクラゲの展示室になっています。縦に長い水槽がいくつかあり、ライティングが時間で変わる、キレイな空間になっています。
そして最後は大きな水槽とスクリーンのある部屋です。
右側は5枚のスクリーンで構成されたバーチャル水槽です。映像なので、魚の群れが泳いでいたかと思うと、でっかいジンベエザメが泳いだりと、ある意味でなんでもありの強みを活かしています。
その対面が大水槽になっています。こちら、2階から見下ろした水槽になります。中にはトラフザメやトビエイがいました。
まだ観光客が少ないこともあるかと思いますが、ここも生き物を比較的近くで見ることができました。
最後は水槽で使われているアクリルの展示。
そしてカフェもありました。
カフェを抜けるとミュージアムショップがあって、出口となっています。
DMMかりゆし水族館 まとめ
DMMかりゆし水族館の魅力をまとめると、以下のようになります。
・那覇空港から近く、ショッピングモールの隣にあるので沖縄旅行初日、もしくは最終日にちょうどいい
・小さめの展示が多いので、生き物を近くで観察することができて、なんなら触ることができる
・上、横、下、いろいろな角度から生き物を見られる展示が多い
ということで、沖縄本島南部の新観光スポットになるであろうDMMかりゆし水族館でした。規模的には美ら海水族館よりも小さいですが、展示されている生き物や展示の方法も、しばらく経ったら変わりそうなので、またしばらくしたら行ってみようと思います。
【関連リンク】
DMMかりゆし水族館(公式サイト)
美ら海水族館の記事もどうぞ↓