チェコ・ブルノ

旅 -journey-

チェコ旅行記 #16 チェコ第二の都市・ブルノを巡る

チェコ政府観光局Linkトラベラーズとのタイアップでチェコを旅してきました。旅の6日目はガイドの Pavel(パヴェル)さんにご案内をいただき、チェコ第二の都市ブルノを巡りました。

まず訪れたのは、ブルノの中心地から車で10分ほどの場所にあるトゥーゲントハット邸(Villa Tugendhat)です。このトゥーゲントハット邸、Wikipediaにも載っている約90年前に建てられた邸宅で、1992年にチェコとスロバキアの分離独立の際に、調印式が行われた歴史的な場所でもあるんだそうです。

トゥーゲントハット邸入口

こちら、ドイツのモダニズム建築家ミース・ファン・デル・ローエの代表作とのことで、90年前にできた家とは思えないです。一昨年にできたんですよって言われても、パッと見では疑わないと思います。

トゥーゲントハット邸の中

小高い丘の上にあるので、リビングの窓からはブルノの街並みを見ることができます。

窓からの眺め

トゥーゲントハット邸から

こちらはダイニング。このあたりはちょっと古い感じもします。この邸宅、第二次世界大戦中は、ドイツ人たちが占領し、メッサーシュミット社の研究事務所となっていたとか。ドイツの敗北後はロシア人たちが占領したり、このダイニングの壁も材木に使えるかもということで、一時は取り外されてどこかに持っていかれたりもしたんだそうです。

ダイニング

バスルーム

植物がいっぱい

庭に出てみるとリビングの窓の大きさがわかりやすいですね。ちなみに、あの窓、自動で開閉するんですよ。すごい仕掛けでした。

トゥーゲントハット邸

トゥーゲントハット邸の見学が終わったら、街の中心に移動して腹ごしらえ… というか、ビールを飲みつつランチです。

ブルノ Lokál U Caipla(

この時のことは生ビールブログに書いていますので、そちらをご覧いただければと思います。

両手にジョッキ

関連リンク – 生ビールブログ
チェコ・ブルノ Lokál U Caipla(ロカル ウ カイプラ)でランチビール

ランチを終えたら、パヴェルさんの案内でブルノの街を散策します。

パヴェルさん

左の女性はチェコ政府観光局のマルチナさんで、右の男性がパヴェルさんです。マルチナさんはプラハ出身、パヴェルさんはブルノ出身なんですが、プラハとブルノって、東京と大阪のような関係らしく、歩いている時のふたりの会話がライバル心むき出しで漫才のようでした。

ブルノ散策

ブルノ出身のパヴェルさんが、ガーッとしゃべると、「これだからブルノ人は…」という感じでマルチナさんがチクリと冷静なことを言います。そこに「いやいやいやいや!」と絡むパヴェルさん… 面白かったです。

お子さん

チェコの建築

建築

他の街もそうですが、ここも昔ながらの街並みがしっかりと残ってて素敵です。

ワシ

鷹?

教会も多い

こちらですが、真ん中の塔がひねくれているの、わかりますか? すごい技術を持った職人さんによるものなんですが、その腕を見せようとした、という説と、ギャラがしっかりと支払われなかったので曲げられた、という説があるそうです。いずれにしてもグニャリと曲がった感じを出せるってのはすごいですよね。

ひねくれている

大学

こちらは途中で見かけた昔のブルノの街並みを立体化したもの。以前は街が壁で囲われていましたが、さすがに今は無いそうです。が、路面電車や道を見ると、その名残があるそうです。この地図を眺めながら、ブラタモリ的に歩いてみても面白そうな街です。

チェコ・ブルノ

路面電車もたくさん走っていました。

ブルーナ色のブルノ

クリスマス仕様の路面電車

教会と路面電車

路面電車

石畳

さて、パヴェルさんが立ち寄ったこちらの馬の像。願い事が叶うとか、何かしらあったと思うんですが「馬の下から見上げてごらん」というパヴェルさんの導きにより…

馬のオブジェ

下ネタ的な像としか印象が残っていません。なんだったっけかな… 元気になるんだったっけかな?

うまなみ?

さて、続いてやってきたのは、セントジェームズ教会です。

セントジェームズ教会

ステンドグラスはありませんでしたが、その分、清らかで神聖な雰囲気のある教会でした。

明るいセントジェームズ教会

さらに近くにある、こちらにも立ち寄りました。

ブルノ 聖ヤコブ教会 納骨堂 入口

こちら、ヨーロッパで2番目の規模を持つカタコンベ(納骨堂)なんです。

ブルノ 聖ヤコブ教会の地下の納骨堂

骸骨

ここ、実は2001年に発見されたそうで、埋葬されている人数は50,000人以上と推定されているそうです。

骨です。

聖ヤコブ教会の納骨堂内部

これだけたくさんの骨を見たのは初めてですが、骨にも個性があるんだなぁ、というのが率直な感想でした。渋谷の交差点で行き交う人を見ているような感覚も覚えました。これだけ骨があって、その骨の分だけ人生があったんですもんねぇ…

たくさんの骨

聖ヤコブ教会の納骨堂 オブジェ

さて、カタコンベを後にした我々は、ディナーをいただいて、オペラを観劇に出かけました。

Mahen Theatre でオペラ

オペラ、というか劇場見学については、こちらで詳しく書ていますので、こちらをどうぞ。

オペラの後は、自由時間だったので、ツアーの皆さんとは別行動でチェコの立ち飲み屋に飲みに行ってきました。

Výčep Na stojáka(ヴィチェップ ナ ストヤーカ)

こちらも生ビールブログに書いていますので、そちらをご覧いただければと思います。

関連リンク – 生ビールブログ
チェコの立ち飲みビアバー「Výčep Na stojáka」でビール&サンドイッチ

ということで、プンクヴァ洞窟から始まり、ブルノの街を巡った6日目が終わりました。いろいろと美味しそうなお店もありましたし、住み心地が良さそうなブルノでした。

Chotěboř(コチェボシュ)

せっかくチェコに来たならプラハだけじゃもったいない! せめてブルノにも立ち寄ってみてはいかがでしょう? とオススメできる街に出会いました。今回は1泊だけでしたが、次回は3泊くらいしてみたいなぁ。

おじさんの目線
いよいよ次の日はラスト・デイなのです。

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