子どもが夢中になる特撮モノ。40年以上途切れずにテレビシリーズが続いていてハリウッドムービーにもなっているのはスーパー戦隊。最近は毎年映画を作って興行収入もいいのが仮面ライダー。僕が子どもの頃、一番夢中になったのはウルトラマンでしたが…
そのウルトラマン、最近はどんどん縮小傾向になってきていて、他の2つの特撮シリーズに差をつけられまくっている印象です。庵野さんと樋口監督による「シン・ウルトラマン」が2021年に公開されますが、それが復活のきっかけになるのかどうか。
ウルトラマンだけの魅力って防衛チーム(怪獣をやっつけるのは、特殊な力を持った主人公だけではない)と、そのメカニックにあると思っています。
話はそれますが、ウルトラ警備隊をメインに添えたシューティングゲームは面白かったなぁ。
で、ウルトラメカの充実はおもちゃの展開にもつながると思っていて…
例えば、仮面ライダーは変身ベルト、スーパー戦隊は合体ロボ。番組開始と同時にスタンダードなもの発売して、その後にオプションパーツを発売、さらにセカンドチョイスとなる商品を発売しています。
最近のウルトラマンは、変身アイテムやウルトラマン自体のバリエーションをいくつか出していますが、結局は今までのウルトラマンや怪獣といった遺産を使うことで、制作費が安くすむであろう代わりにおもちゃの売上も上がらないジリ貧傾向にあると思っています。
まあ、卵が先か鶏が先か、だったり、無い袖は振れない、って言葉が頭をよぎりますが、他の特撮シリーズとの差別化を図るためのナニカが、僕はウルトラメカじゃないかと思っているわけです。ただ、メリットの他にデメリットもあると思っていて…
メリット
・他の特撮作品にはない特徴になる(アニメではあるけど特撮には無い)
・メイン商品&サブ商品的な展開がしやすい(母艦、戦闘機、ブースター等)
・プラモデル、ダイキャストなどの色々な素材で展開できる
デメリット
・設定にリアリティが求められる(設計するには専門知識が必要)
・番組内での説明や解説、訴求が難しい(基本的には造形で好きになってもらう必要あり)
今の世の中、荒唐無稽なものは受け入れられず、設定、設計、デザインなどに専門知識が必要で、なんだかんだ制作費がかかる、というのが一番かな〜、と。
とりあえず、ウルトラマンはいないけど過去のウルトラメカと怪獣が出てくるようなものだったり(平成ゴジラ?)、過去のいろいろなウルトラメカが活躍するようなものだったり(サンダーバード?)、メカに焦点をあてたものが出てこないかな〜、なんて考えていたりします。
令和も変形、合体、ドリル、ダクテッドファン… ウルトラメカに夢中になりたいなぁ。