チェコ政府観光局&Linkトラベラーズとのタイアップでチェコを旅してきました。旅の5日目はリトミシュルのホテルからスタートです。
昨夜案内していただいた教会の前を通り、城に向かう間にいろいろな出店が出ていました。朝市、でしょうか。
プレッツェルやチーズ、はちみつで出来たキャンドルもありましたが、目に留まったのはこちら。
いろいろなきのこが売ってました。チェコの人はきのこが好きなんだそうです。家族できのこ狩りに行くことも多いとか。
ということで、こちらもおそらくは、この方々が取ってきた野生のきのこなんでしょうね。
さて、いよいよ世界遺産であるリトミシュル城に入ります。こちら、高くそびえる壁のようですが、四角いお城の入口になっています。
中央の扉から中に入ると、このお城の造りがなんとなくわかりました。真ん中が中庭的な吹き抜けになっていて、そこを囲むように建物がありました。
正面の壁には日時計がありました。残念ながらこの日は曇天で、その活躍を見ることは叶わなかったんですけども。
続いて、部屋のひとつに入ってみると…
演劇用の舞台がありました。今では電気があり、灯りが点いていますが、当時は火を使っていたそうで、燃えてしまったこともあったんだそうです。息苦しくもなりそうだし、なんだか大変だなぁ、なんて。
昨夜見た「歌本」もプラハで見た「マリオネット」もそうでしたが、この時代の伝聞や教育って、現代ではアートやエンターテイメントにカテゴライズされるものが重要な役割を果たしていたんだそうです。僕もクイズゲームやシミュレーションゲームでいろいろな雑学やら知識やらを吸収しましたが、今のスマホゲームとかってどうなんですかね、と急におじさんくらいことを思ったりして…
さて、舞台を見学した後は、幅の広い階段を登って二階へ… この階段の幅が広い理由ってのがちゃんとあって、それは後ほどわかることになります。
さて、いろいろな人が来るであろう1階と違い、2階は居室部分といいますか、王様や貴族が暮らしていそうな雰囲気が出てきました。
ちなみに、長い通路におもむろにあるこの箱は暖炉だそうで、右側の隠し扉から中に入って、炭を入れるんだとか。なるほどなぁ。
夜中に見たら、動いてそうな絵もありました。なんとか卿とか、なんとか侯爵とかなのかなぁ。
こちらはダイニングです。僕は庶民の子なので「なんだか広くて寒そう」なんて思っちゃいました。
続いてこちらは「男性の部屋」です。みんなでの食事が終わったら、男性と女性に分かれてのリラックスタイムがあるとかで…
部屋に飾られている絵も勇ましいものでした。
続くこちらは「女性の部屋」。
絵も点描画になっていたりするのが興味深いです。
続いて、馬の絵がたくさん飾られているのは「馬の部屋」。先程の階段が幅広かったのは、馬でそのまま上がってこられるように、と考えられているんだそうです。お客様は2階まで馬で上がってきて、馬をここで待たせつつ、食事をしたり、お話をしたり… というわけです。
さて、打って変わって、今度は地下に参ります。地下は彫刻家 オルブラム・ゾウベクのギャラリーとクリスマスのオーナメントの展示即売が行われていました。
ボヘミアングラスで造られた繊細な飾りはとてもかわいく、意外とリーズナブルでした。
うちにはツリーが無いので買いませんでしたが、クリスマスシーズンを前に来たなら、ここでのオーナメントのお土産はすごくいいんじゃないかと思います。
彫刻家 オルブラム・ゾウベクの作品も並んでいます。
何かを語っているであろう彫刻ですが、僕には「今日はお姫様抱っこはしないのかい?」と聞こえた気がしたので…
抱っこさせていただきました! 我ながらなかなか素敵な写真になりました。
リトミシュル城を出て後は、その真向かいにあるスメタナの生家に行きました。こちら、今はミュージアムになっています。
この方がスメタナさんです。
そして、こちらがスメタナさんが育ったベビーベッドです。
スメタナの父上はビールの醸造をしていたそうで、お祭りの時にはみんなでそのビールを飲んだのだとか。ただ、現在はそれを引き継いでいるブルワリーは無く、この街にあるのは別のブルワリーだそうです。
リトミシュル散歩の最後はそのブルワリーのあるレストランに行きましたが…
それはぜひ生ビールブログでご覧いただければと思います。
関連リンク – 生ビールブログ
スメタナの生まれ故郷・リトミシュルのマイクロブルワリー VESELKA
ということで、この日の午前はリトミシュル城を中心に案内していただきました。この後は、車で1時間くらい南東へ、オロモウツという街を目指します。
おじさんの目線
お城で抱っこしてこそ、お姫様抱っこって…