上海で終電を逃すも、白タクで空港に向かい、無事にフランクフルトへの便に乗れた僕は、程よく眠りながらフランクフルトにたどり着きました。空がきれいでした。
フランクフルトに到着したのは朝6時過ぎ。予定では、上海で別れた奥さんが北京経由で1時間後に到着することになっています。
時間があるので、まずは最初のドイツビールを飲もうじゃないか、ということで見つけたお店で、この旅で初めてのドイツビールをいただきました。ビットブルガーというビール、劇的に美味しいということはなかったけど、感慨深い、そんな味わいでした。
もう1杯飲むか、それとも奥さんが到着するターミナルに向かって待つかを考えつつ、インターネットに接続すると、奥さんの友だちからメッセージが…
どうやら、上海から北京に飛ぶ便が遅れ、その影響でフランクフルトに着くのは夜の7時になるとのこと。さすが格安の旅。時間を潰して待つのは構わないんだけど、ひとつ困ったことがありました。今日泊まる宿はフランクフルトから南に300km行ったラーバーという村なのです。果たして、夜7時過ぎから移動を開始して辿りつけるのか… まずはドイツ国鉄のアプリで検索してみると、夜中の1時前になるけど、なんとか到着できるとのこと。次に、今回の宿を手配してくれたコバツさんに連絡。うまいこと機転をきかせてもらい、宿にも入れそうな感じに。コバツさん、雲切さん、ありがとうございました!
ということで、奥さんを待つ11時間をどう過ごすか… 幸か不幸か、今回の旅ではジャーマンレイルパスというドイツの鉄道が乗り放題のチケットを持っていたので、このチケットを使って北に200km行ったところにあるケルンに行ってみようと思い立ちました。
善は急げ。ドイツの特急ICEでケルンに向かいます。
ドイツのICEという特急は、アプリから席の予約ができます。5ユーロくらいかかるんですが、席が空いていれば予約しなくても乗れる、座れるという柔軟性の高い仕組み。今回は初めてだったので、予約をしてみました。それにしても、今回の旅では、経路検索も席の予約もできるドイツの国鉄のアプリ「DB Navigator」が優秀で助かりました。ドイツを旅するなら必須のアプリです。
席を予約したものの、電車は結構空いていて、予約で割り当てられた席はボックス席で親子連れと一緒になるというなんとも旅情を感じる時間になりました。うん、結果的には予約しなくてもよかったね。
さて、ケルンです。到着したのはケルン中央駅。駅を出ると目の前には、ケルン大聖堂がそびえています。
この駅は2015年の大みそか、集団性暴行事件が起きてニュースになったところです。そんなことを気にしたからか、ケルンは雨模様でした。
さて、ビール好きにとってケルンと云えば、ケルシュというビアスタイルのビールが飲める土地でもあります。ということで、ケルンにいる間にいろいろなお店のケルシュを飲んでみようじゃないかとハシゴしてきました。
ビールやお店についての詳細はこちら
ドイツ・ケルンで本場のケルシュを飲んできました!(生ビールブログ)
ケルシュで有名なお店で2杯ケルシュを飲み…
次はこちらのビアバーへ。こちらでも2杯ビールを飲んで…
日本でも売っているレーベンブロイはミュンヘンのブルワリーだけど、ここでも2杯。
ケルシュじゃなくて、ピルスナーを飲んだら美味しかったので、ちょっと驚いた。
ここまででビール7杯です。まだ午前中です。
大聖堂の方に足を向けたら、なんだか声をかけられたので記念撮影。
お姫様抱っこするとか、そういう気が回らなかったけど、今になって思えば、年末の事件があるので余計なことをしなくて良かったとも思います。
さて、さらなるビールを探して彷徨っていると、ケルン中央駅の構内にHAIR EXPRESS なるお店を発見! これはおそらくQBハウスみたいなことだろうと思い、時間を使うために入ってみました。
どうやら20ユーロでカットしてもらえるとのこと。QBハウスほどは安くないけど、時間もあるし、髪がモサッとしているし、何より日本を出てからお風呂に入ってないので頭を洗いたくて、カットしてもらうことにしました。で、なんとなくヘアカタログを見たんですが…
タトゥー入ってるし、女性だし、僕からはものすごく遠い存在な気がしますが、お店の人に「I’m OK?」と聞いたら「OK」とのことだったので続行です。
ヘアスタイルは、ジャーマンスタイルでおまかせ、ということで…
まずは髪を洗って…
ササッとカットして、こうなりました。
酔ってたこともこれしか写真がないという、なんというか、結果がわかりにくいので、数日後の写真と一緒に載せてみますね。
まあ、変な髪形にもならず、大変満足しております。ネタにしてくれてもよかったんだけども…
駅構内にもケルシュが飲めるお店がありました。ということで、ここでも2杯。
続いて、ソーセージを焼いているお店から美味しそうな香りがしていたので…
写真を撮っていたら、おじさんに怒られた!
食べたかったんだよ~! ってことで早速購入。横のイートインスペースでいただきました。
この旅では、これから何度もパンとソーセージを食べることになるんですが、どれも美味しかったなぁ。
アメリカのハンバーガーは飽きちゃったんだけど、ドイツのパンとソーセージは食べ飽きなかったです。なんでだろう。
まあ、一気にお腹いっぱいにならないからいいのかもなぁ、と思ったり。
いくつかのお店でケルシュを飲んだんですが、結局レーベンブロイのピルスナーが一番美味しかったので、戻ってきてしまいまして…
1リットルのジョッキでピルスナーを飲んでケルンのハシゴは終了となりました。
ケルンからICEに乗り、眠りつつ、フランクフルト空港に戻ってきました。奥さんのさらなるディレイはなく、だけど残されている時間もないので、感動の再会という感じも無く、慌てて合流して、電車を乗り継ぎ、300km南に向かいました。
どこかでサッカーの試合があったんでしょうか。酔っぱらった若者たちが乗ってきて、ちょっと怖かったですが、特にトラブルもなく、無事にラーバー村に到着。
この日の宿であるプランク醸造所にも、スマホの地図のおかげで、駅から歩いてたどり着くことができました。
我々を待っててくれた雲切さんに扉を開けてもらい、宿の説明を聞いたらすぐに就寝です。本当にありがとうございました! とにかく疲れていたし、この日はすぐに眠りにつきました。明日はお昼にラーバー村を出て、チェコ・プラハに向かいます!
おじさんの目線
いやぁ、スマホは世界を近くしますね。
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