チェコ親善アンバサダー2018ということで、チェコ政府観光局に旅費宿泊費を負担していただきまして、チェコを旅してきました。
ジャテツ、カルロヴィ・ヴァリと巡り、続いてやってきたのは、ロケト(Loket)という町です。
こちら、川に囲まれた城郭都市でそのお城が有名です。
こちらはお城から見た橋です。川に囲まれた町なので、橋を渡って町に入ります。
ロケトというのは「肘」の意味で、町の北側の川の曲がっている様子が肘に見えるところからその名が付いたそうです。
街並みは石畳にバロック建築と、他のチェコの町とも近い印象ですが、コンパクトなイメージでしょうか。
町の中心の広場には塔がありました。ドラクエ的に上れる塔ではなく、オロモウツの聖三位一体柱のように、柱といった感じでしょうか。こういう塔とか柱って、子どもがふざけて登ったりはしないんでしょうか。
お城の方に少し上ってから塔を見るとこんな感じです。すぐ奥に森が見えるあたりで、この町のコンパクトさが伝わるでしょうか。
ちなみに写真左下のアイスクリーム屋さんのアイスが美味しい、ということでガイドさんが買っていました。僕はカルロヴィ・ヴァリの飲泉が効いて、お腹がゴロゴロいってたので遠慮しておきました… 残念。
さて、川岸の上にそびえるのがロケト城です。こちらが入り口です。入城料を支払って中に入ります。ザッザッザッ…
中に入ると、ドラクエ的なお城というよりはもう少し切羽詰った感じというか、物騒というか、ロード・オブ・ザ・リングのお城のようでした。上に登る途中には、少し変わった十字と丸い石がありました。石は砲弾とのこと。
さらに進むと、壁にこんな像が…
パネルを翻訳すると…
ゴットシュタイン
ロケトのすべての岩、石、地下の支配者
なんだろう、実在したものでもなさそうですが、支配者なのか。とりあえずくちばし的なところをみんなが触っていたので、触って願いでも叶えてくれないだろうかと思っていましたが、この後でお腹がピーピーになり、トイレに通うことになります。下るという意味では何かしらのパワーが働いたのかも…
さて、城内は石や泥でできた壁があり、その内側の木造の建物があります。城の見張り台的な高いところに上がるのも、木造の階段を登ります。階段の上から下を見るとなにか見えるんですが…
なんとドラゴンでした。昔からあったものなのか、秘宝館的に近年作られたものなのかわかりませんが、建物的には違和感は無いんですが、チェコにドラゴンというのに違和感がありました。
さて、お城の高いところから町を見るとこんな感じです。
近くには結構大きめの建物もありました。マンションのように見えます。
さて、ロケト城には2つの印象的な展示がありました。まずひとつは、RPG的な武器や防具の展示です。どうのつるぎ、くらいのレベルでしょうか。
はがねのかぶともありました。
こちらはターゲット(標的)です。銃や弓矢で狙うんだと思います。
もうひとつの展示が、拷問博物館と呼ばれるものです。こちらは不気味だし、まじで怖かったので写真を撮りませんでした。
お城の地下にあるんですが、まず地下に行く段階で変な音楽が流れていました。昭和のお化け屋敷みたいな音楽です。地下にはいろいろな部屋があり、部屋ごとにいろんな拷問の展示があるんですね。
下の写真はロケトのビール博物館のものになりますが、要素としてはこんな感じでしょうか。洞窟的な部屋、人形、いろんなグッズ… これをもっとおどろおどろしくした感じでした。ぜひ拷問に関する展示はご自身の目で見ていただければと思います。
それにしても、拷問の展示のインパクトが強くて、その後に行ったビール博物館も拷問の展示に見えてしまう不思議。ということで、こちらはロケト城の外、ロケトの町にあるビール博物館の入り口です。
こちらは「Svatý Florián(St. Florian Brewery/聖フローリアン醸造所)」に併設されたものなんですが、ビールの博物館の他にも…
飲泉用のスパカップやマグカップ等の展示もありました。
ということで、最後は聖フローリアン醸造所の見学をさせていただき…
こちらで造っているビールをいただきました。聖フローリアン醸造所については、生ビールブログをご覧いただければと思います。(→チェコ・ロケトのマイクロブルワリー「St. Florian Brewery」でビール飲み比べ)
ということで、主にロケト城と聖フローリアン醸造所を巡ったロケトの町でした。
続いては、ロケトを出て南に向かいます。向かうは癒やしの町・マリアーンスケー・ラーズニェ(Mariánské Lázně)です。
【関連リンク】
ロケット城‐空に浮かんだ刑務所(Czech Tourism)