泡盛というと「強いお酒で飲みづらい」と思っている方が多い印象ですが、そんな方にオススメの泡盛があるのでご紹介したいと思います。
泡盛というと甕(かめ)で熟成するイメージがあったのですが、今回オススメするのは樽熟成の泡盛です。元々は、樽熟成した古酒をブレンドした泡盛「くら」のハイボールをいただいて、それがとても美味しかったのがきっかけです。
樽の甘い香りがするけど、ウイスキーのようにピリッとしないというか、角が無いというか… とても飲みやすくて美味しかったんですよね。元々、僕はピート香の強いウイスキーよりも甘さを感じるジムビームやフォアローゼズの方が好きなのですが、そんな方向に美味しいのです。
ということで、オススメの泡盛は…
沖縄では多くのスーパーで売ってますし、もちろん那覇空港でも売ってますし、リーズナブルで手に入りやすい銘柄です。以前、沖縄では「くら」が流行りすぎて、年配の人には今更感があるようですが、ハイボールが当たり前になった今だからこそ、飲んでみてほしい… そんなお酒です。
で、調べてみると、樽熟成の泡盛はいくつかありまして、見かける度に飲んでいます。くらの他にも今まで飲んでみて美味しかったのは…
こちらはハイボールにしてもいいけど、ストレートやロックで飲んでも美味しい、しっかりとした味わいが特徴です。普通に買えるのも美味しいけど、産業まつりで売ってる限定品とか見かけたら、すぐに試飲させてもらって好みだったら2本くらい買う、という感じです。
続いては、宮古島の泡盛「宮の華 樽酒」です。樫樽で貯蔵熟成させた泡盛で、個人的にはストレートかロックがオススメです。
奴樽蔵(やったるぞう)は、逆にハイボールのように、何かで割るのにオススメです。少し角がある感じがあるんですよね。なので、柑橘系をちょっと絞ってもいいかも。
さて、どうして樽熟成の泡盛ハイボールが美味しいのか… その理由は原材料にあると思います。麦ではなく米が原材料なので、角が無くまろやかな口当たりになり、甘い香りも引き立つんですよね。ハイボールにすることでアルコール度数も低くなり、香りも感じやすくなり、飲みやすくなるのも特徴です。
「泡盛はちょっと…」
そんな方にオススメしたい樽熟成の泡盛ハイボール、まずは「くら」もしくは「暖流」で試してみてほしいです。
ハイボールじゃなくて、ウイスキーのようにストレートやロックで色も楽しみたい、という方には「樽熟成 沖縄」あたりがオススメです。だけど、これ、泡盛ではないんです。実は、お酒の色が濃すぎると泡盛として販売できないんですね。なので、こちらはリキュールという扱いになっています。ちなみに、泡盛として販売できる度数も決まっていて、50度のこちらはアウトです。
ウイスキーのハイボールが流行ったのであれば、樽熟成の泡盛はもっと流行るんじゃないか… いろいろな人に試してもらって、その反応を見て確信に変わりつつありますが、まずは多くの人に試してもらって実感してもらわねば… ということで、この記事を書いてみました。まじでオススメなので、お酒好きな方はぜひ!
おじさんの目線
イベントで飲めるサーバーから注ぐ「くらハイボール」もうまいんですよね〜。