ビールはいいね。安く買えるし、アルコール度数は高くないし、食事とも合わせやすいし、世界中で飲めるし。

だけど、その良さに気付く、もしくは、必要になるのって30代からだと思うんですよ。自らいろんな人に会ったり、自分のお金で自由に好きなお店に行けたりしはじめる30代。

そんなことを考えていて思ったんですが…

1980年代は団塊の世代が30代を迎えて、日本のマジョリティとなってイケイケだったわけです。バブルだったらしいし。ま~、元気だったろうし、とにかく団塊の世代のツボにハマることが成功への近道だったはずですよ。

1980年の日本の人口分布(引用:bowlgraphics 日本の人口推移)

そして、次の世代から、世代人口は減っていくわけです。さらに、その間に時代の多様化と格差拡大は進んでいく。

2010年の日本の人口分布(引用:bowlgraphics 日本の人口推移)

となれば、時代のマジョリティ世代から見て、自分たちと同じ筋道を通る若い世代が少なくなる(見える)のは当たり前なんじゃないかな、と。同じ数だけランドセルを作っても、同じだけ売れる訳がないというね。

さて、団塊ジュニアなわが世代。世代人口的には日本のマジョリティになりました。僕らが高校生の頃には女子高生ブームだったし、ともかく僕らがしたいことや好きなものが重要なんだと思います。小学生が多いから少年ジャンプも売れるし、ビックリマンもキン肉マンもブームだし、ある時に卒業しちゃってブームは廃れるわけですよ。

ちょっと前にやってた「35歳の女子高生」なんて、なんで35歳なのかって云ったら、そこがマジョリティだからなんじゃないかと。ドラマだったら「三匹のおっさん」は団塊世代を主人公にしてヒットしたけど、これは団塊世代か、ジュニア世代か、どの辺の世代の支持を集めたんだろう…? 「孤独のグルメ」とか「吉田類の酒場放浪記」はおじさん入門としてウケているんじゃないかと思います。ということで、世はまさにおじさんブーム! そんな時代がそろそろ来るんじゃないかと期待しております。

おじさんの目線
故にゆるやかな趣味ってのが儲かりそうな気がしますよ。

タカバシ ショウヘイ

1976年生まれのおじさんです。生ビールブログ、メロンパンブログ、お姫様抱っこ、といろいろな活動をしていますが、普通のサラリーマンです。詳しいプロフィールはこちら

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タカバシ ショウヘイ