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最近のウルトラマンがそこはかとなくかっこ悪いのはなぜだ?

昔はウルトラマン80(エイティー)くらいまで見てたんですが、その後に見たのが、ウルトラマンガイアで、前にも書いたんですが、設定だったり、ストーリーだったり、俳優陣だったりが良くて、ハマりました。

ガイアから15年、あれからもいろいろなウルトラマンが出てきましたが、円谷プロのいろいろな騒動などもあり、どうもコンテンツとして良いものができていない感じがあります。(ただし、メビウスを除く)

最近のウルトラマン(ゼロとかギンガとか)は、
そこはかとなくかっこ悪く感じるんだよなぁ…
なんでだろう。

ウルトラマン自体の設定が古い、というのもあるのかもしれないけど、過去の遺産で食べている感じがしちゃうんですよね。仮面ライダーのように三世代で見られる工夫、ということではなく、持ち球が無いから、昔の怪獣やウルトラマンが出てきている感。革新的なものが無いというか… 革新的に行こうとした映画でコケたりもしたし、仮面ライダーが売れ続けている中での影響もあると思うんだけど…

特撮の人が生み出したウルトラマンと漫画家が生み出した仮面ライダー、と考えると、仮面ライダーのふり幅の大きさや多方面の展開に納得するというか、やはり漫画家の方が展開をいろいろ考えているんじゃないか、という気もします。

最近の子どもがあまりウルトラマンを知らなかったりすると、今の10代くらいでウルトラマンってオワコンになっちゃうのかも…あのかっこわるさって、古さを感じるからなのかな。設定もコンテンツもなんか古い! それが今のところの答えかなあ。

せっかく長くなったので(?)、もうちょっと書いてみようかな、と。ウルトラマンってどんなものだったか、改めて考えてみると…

主人公は組織の一員

主人公の周りには、だいたい制服を着たオトナがいて、組織になって怪獣をやっつけます。主人公は組織の一員ですね。で、そこには最初からかっこよくて強いメカがあります。最後を待たずに壊滅する組織もあったりするんだけど。最初から仲間がいたり、バックアップ体制があることも特徴かな?

コメディ要素

組織の中にいるためか、コメディ要素も結構強い気がします。特に昭和の作品は、人間と怪獣のコメディ的要素も強かったと思うんですよね。故に怪獣とか宇宙人が主役以上に愛されてたんじゃないかと思います。(まあ、ウルトラマン自体も宇宙人なので、フラットなのかも…)

ふたつの人格

人間と宇宙人のふたりでひとつ的な、ヒーローの中に人格がふたつ、というのも特徴かと。でも、主人公に感情移入していいのか、ウルトラマンに感情移入していいのか、ちょっとわかりにくい気もします。まあ、セブン、レオ、80 なんかは人間の姿をしたウルトラマンなので、人格はひとつだし、平成に入ってからの、ティガ、ダイナ、ガイアあたりも人間が特殊な力で変身するもので、人格はひとつなんですけども。

基本的に部外者

だいたいのウルトラマンにおいて、ウルトラマンは宇宙人で地球を守るためにやってきているんですね。部外者が助けてくれている構図。人間から見ると憧れのヒーロー、それがウルトラマンです。かっこいいんだけど、やっぱり感情移入するポイントは少ないかも。

ちなみに、仮面ライダーは元々ひとりの人間なので人格はひとつで、当事者がだいたいの場合、組織と戦ってます。そして、コメディに挑戦してもサムくなることが多いです。基本、組織を倒すっていうプロットがあるからコメディは向いてないのかもしれないなぁ。

おじさんの目線
仮面ライダーはなんでもありにしつつ、世代をうまくつないでいるよなぁ。

タカバシ ショウヘイ

1976年生まれのおじさんです。生ビールブログ、メロンパンブログ、お姫様抱っこ、といろいろな活動をしていますが、普通のサラリーマンです。詳しいプロフィールはこちら

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タカバシ ショウヘイ