コロナ禍もあって、ストレスが溜まってたんでしょうか? 散財することもストレス解消になったりしますもんね。そんな僕がハマったのが、ウルトラマン関連のソフビでした。
そもそもはコロナは関係のない2019年の夏、息子のためにウルトラマンのソフビを買ったところがスタートでした。一番好きなウルトラマン・ガイアのソフビ、そして怪獣のゴモラを買ったところがスタートです。ゴモラについて検索していたら、最近はいろいろなゴモラがいることがわかり、「へ〜」と思って、いくつか購入してみたのでした。
そして、2020年1月、『映像研には手を出すな!』を見て、ダクテッドファンのついた飛行機熱が急速に高まり、ウルトラメカにはそういう機体が多いなぁ、なんてことでメルカリとヤフオクでウルトラメカを買い始めます。
そして「ウルトラメカ」を調べているうちに、ウルトラマンに出てくるメカ的な怪獣についても視界に入って来るようになり、2020年2月には少し気になってたロボット怪獣・キングジョー(とキングジョーブラック)のソフビを買いました。
キングジョーはウルトラマンの生みの親とも言われる金城哲夫氏の名字(正しくは氏の父親)から付けられた名前で、沖縄に縁があるよね、なんて言い訳も考えつつ買ったんですが、なんの縁もない、つい先日まで知らなかったメカザムというキャラのソフビも買ってしまいました。アシンメトリーなデザインがいいです。
で、このメカザムのソフビですが、通常版の他に若干素材の違うクリアパーツバージョンというのがありまして(上の画像の右側)、「え、他にもそういうのあるの?」とウルトラ怪獣ソフビについて調べ始めたら、その先は沼でした。
そもそも、幼少期は『コンバトラーV』からはじまり、いろいろなアニメや特撮を見ていましたが、一番長く時間を過ごしたのは「ウルトラマン」シリーズでした。『ザ・ウルトラマン』や『ウルトラマン80』、『アンドロメロス』はリアタイ視聴だったはず。そして当時もおもちゃは売り出されていたはずですが、なにひとつ買ってもらえなかったんですよね。ここ、ポイントじゃないかと思っています。
子どもの頃に叶わなかったことが「今の経済力や行動力ならできる」となるとやってしまいがちだと思っていて、まさにそれが僕にとってのおもちゃ収集でした。社会人になって、ある程度お金が使えるようになってからは、結構な量のおもちゃを買ってました。が、最初の結婚の時におもちゃを置いておくスペースが無く、泣く泣くすべて手放したんですよね。でも、なんの偶然か、最初に結婚して住んだ家は祖師ヶ谷大蔵に当時まだあった円谷プロの斜向いのマンションでした。今は元円谷プロの場所もマンションになっちゃったけど…
で、おもちゃを全部売ってから、もうおもちゃは買わないようにしようと決めて過ごしていましたが、なんのきっかけか『ウルトラマンガイア』は視聴する機会があり、ハマりました。最近だと『ウルトラマンメビウス』も見ましたが、いずれもおもちゃは買わず…
その扉が10数年経って開いてしまった感じです。きっかけとなったのは、現在『シン・ウルトラマン』を製作中の樋口真嗣さんがコロナ禍の中で始めたリレー動画「カプセル怪獣計画」でした。
これいいな〜、ってところから始まって、見てたら怪獣ソフビを集めたくなった、というか、もっと手元に置いておきたくなったんですよね。それこそ、これからウルトラマンが盛り上がっていくだろうし、手元にあってもいいじゃない、みたいな。
ということで、何を買おうか、欲しい物を探しはじめる、選び始めるんです。
先述の通り、ウルトラ怪獣のソフビには通常版の他に限定版があることがわかっていたので、どんなものがあるのか、僕の大好きな『ウルトラマンガイア』はどうなのか、調べるところから始まりました。今どんなものが入手できるのか、それはいくらなのか、そんなことを調べるために、ヤフオクやメルカリを調べたり… ちなみにヤフオクはコレクター、メルカリは子どもが遊んだ後のものを親御さんが出品している感じ、Amazonはショップが出品している感じでした。
他にもソフビのブログ(怪しい隣人)やYoutube(光る巨人)も見たりしました。
で、調べていくうちにわかったのが、今販売されているウルトラマンや怪獣のソフビは以前販売されていたものよりもグレードダウンしている、ということです。
2013年頃までのソフビは大きさが約17cm、前も後ろも色が塗られていたんですが、2013年にリニューアルがあり、大きさは約14cm、塗られる色数も少なくなっているということでした。ウルトラマンの放送もそうですし、おもちゃの売上も落ちているのでしょう。商品も弱体化していたのです。
全部のゴモラを集めようといろいろなゴモラを買ってみましたが、ひとつだけ小さいのがいるのわかりますか?(手前の青いやつ)
わかりやすく新旧ゴモラを並べてみました。左側が2013年以降のソフビ、右側はそれ以前のソフビです。
小さくなって迫力が無くなったり、口が開いてる閉じてるという造形に関しても昔のものの方がいいんですよねぇ。ちなみに値段はそんなに変わらず、600円とか800円とかです。
ウルトラマンの新旧ソフビも並べてみました。左が現在販売されているもので、右が2013年頃まで販売されていたものです。正面はあまり違いがわからず、ただサイズが小さくなっただけという感じですが…
後ろから見ると銀色に塗られている部分が少なく、別物に見えますよね。こちらも値段はそんなに変わらず、600円とか800円とかです。
これからウルトラマンが超ヒットして持ち直すってことは難しいんじゃないかと思いますし、もしそうなったとしても、昔のキャラクターまで発売されるかというと… そう考えると、ちゃんと色が塗られた大きなもの、つまり2013年以前のものを早めに手に入れていた方がいいじゃない、と…
実は、2013年以前にも、何度か色の塗り方が変わったり、造形(金型)が変わったりもしているらしい、ということもわかりました。とくにウルトラマンに関しては、2009年にリニューアルされて2013年まで、4年間だけ販売されていたバージョンが一番良いということがわかりました。たとえばこちら。左が2009年の新造形、右がリニューアル前のものです。
右側のガイアは全体的に細いです。対して左側はリニューアルされたものなだけあって、胸板の厚さも含め、がっしりとしていて作中のキャラクターに近くなっています。つまり、僕にとって「ウルトラマンのソフビは金型2009年もの(下の画像右のブリスターに入っているもの)が至高」となるわけです。
ただ、ブリスターのものは販売年数が短いこともあって出会うことが少ないです。メルカリでは出てこないし、ヤフオクでもほとんど見かけません。運良く見つけたウルトラマンガイアのブリスターパッケージは2,950円での購入となりました。高い! ちなみに、ウルトラマンはキレイな状態で入手したいですが、怪獣に関しては汚れているくらいがリアルでいいじゃない、とも割り切れるのでウルトラマンに関しては新品メインできれいなもの、怪獣はあまりこだわらずに買おうと思いました。
そんなわけで、ソフビを購入する沼へどんどんハマっていきました。
コロナ禍で時間があるからなんとなくソフビを見ちゃう、そして気になるものが出てきて買ってしまう… 大好きなウルトラマンガイアの怪獣は買っちゃいますよね〜。
ひとつだけ、天使の格好をしたソフビが未入手ですが、それは諦めました。それ以外、ガイアのテレビシリーズに出てきた怪獣のソフビは全部手に入れました。
ちなみに、ウルトラマンガイアに登場するメカについては、少し前に集め終わっていました。
「え、こんな怪獣いたの?」みたいなものに出会った時にも収集欲が刺激されました。最初に買ったキングジョーがアレンジされたキングジョーブラックもそうですし、長らく最強怪獣と呼ばれていたゼットンには、EXゼットン、ファイヤーゼットンなんて派生系がいたりして… しまいには、キングジョーとゼットンが合体したペダニウムゼットンなんてものあったりして…
ちょっと驚いたのは、バキシムのアレンジ版のバキシマムという怪獣です。バキシム×マキシマムでバキシマム、なるほどなぁ… ポチリ。
ずっと見ていると頭が慣れてくるのか、壊れてくるのか、「ついでにこれも買っておくか」とか「買えるうちに、これも買っておいた方がいいんじゃないか」とか思うタイミングもありまして…
2000年を過ぎてリアタイで見てたウルトラマンメビウスは、ちょっとずつパワーアップしていくのが面白いなぁ… ぽちり。
ウルトラマンの一番人気って「ウルトラマンティガ」なのか… ぽちり。
珍しいウルトラマンは今後の販売も無くなりそうだし、買っておいた方がいいかなぁ… ぽちり。
シン・ウルトラマンも買わねばじゃね? ぽちり。
買い終わった、と思ってもちょっとずつ買ってしまう… これがソフビ沼ですかね。ちなみに比較用にも出てくる小さい現行版のソフビはお子サマー用に買って遊んでいます。
そんな沼にいながらも買わなかったものもあるので書いておきます。まずは「ストロングコロナゼロ」。コロナ禍だし、名前がビールっぽいし、買っておいた方がいいかな… けど、一晩寝たら忘れました。
あと、意外と昭和のウルトラマンって買ってないんですよね。どうしてもデザイン的にハマらないのかもしれないなぁ、と思ったり。
そして、似たような感じでメルカリあたりでオススメに出てきたゴジラ系の怪獣も買いませんでした。ウルトラ怪獣とゴジラ系は違うだろう、と。
欲しい物とか買わなかったものとか、どんな状態がほしいかとか、どのセットで置いておきたいかとか… いろいろと考えてて思ったんですが、これは僕にとっての「どうぶつの森」なんですね。ヤフオクとかメルカリに仕入れに行って、いいのがあれば買ってきて、自分の部屋に並べる… 似たようなものでも自分の好みじゃないものは並べない、と。コロナ禍でみんなが「あつ森」をやっている中、僕はどうぶつじゃなくて怪獣をあつめていたのです。
ひとしきり集め終わった頃には、怪獣のデザインだったり、制作の背景だったり、そんなことも知りたくなってきて、デザイン画集や怪獣のソフビがたくさん載っている本も買いました。また、これらの本も絶版になっているものばかりで、全部中古で買いました。
欲しいけどまだ手に入っていない本で「ウルトラソフビ超図鑑」ってのがありまして、ちょうど10年前に出たムック本で、定価は1,600円だったんですが、今では15,000円くらいで取引されています。
どこか古い本屋さんにでも売ってないかな〜、と思いつつ、時々ヤフオクを見ていますが、まだ買えていません。Amazonで17,800円で買えるんですけども…
結局、ここまでいくら使ったのか… とりあえず怪獣だけ計算してみました。
ガイア怪獣9体セット 2,240円
アースゴモラ 1,800円
バキシム&バキシマム 1,700円
ペダニウムゼットン 1,550円
キングジョー&キングジョーブラック 1,400円
メカザム(限定) 1,390円
スカルゴモラ 1,380円
イフ 1,300円
カイザードビシA 1,150円
アパテー&アンチマター&サタンビゾー 1,100円
ゾグ&アパテー 1,100円
ファイヤーゼットン 1,080円
メカザム 990円
メカゴモラ 900円
EXゴモラ 900円
EXゼットン 720円
ゴモラ 700円
ゼットン 640円
カイザードビシB 640円
ということで、怪獣32体で22,680円でした。1体あたり700円ちょっとなので、定価で買った感じでしょうか。これから値上がりをすることはあっても、急激に値下がりをすることは無さそうなので、ウルトラ小さい資産として大切にしたいと思います。
いやぁ、ひさしぶりに沼にハマりましたが、面白かったのとこういうことはそうそう無さそうなのでブログに書いてみました。死ぬ前にお子サマーに引き継がなくちゃな。