神田の六花界のオーナー、モリタハヤトさんの本を読みました。その名も
『大繁盛の秘密教えます! 激セマ立ち飲み焼肉店「六花界」だけに人が集まる理由』です。タイトル長い!
さて、僕が最初にモリタさんにお会いしたのは、2011年の12月、鶯谷の初花一家でした。そこから1年半… そう考えてみると、インパクトあるんだよなぁ、モリタさんって。そんなモリタさんが本を執筆されたということで、早速拝読しました。
最初に思ったのは、ああ、モリタさんってバカだったんだなぁ…ってこと。昔から頭が良くて、なんでもそつなくこなしている、そんなイメージだったんです。あ、関西の人にはアホって言った方がいいって聞いたことがあるぞ… いや、でも「空手バカ一代」的な感じのバカでございますよ。
詳しくは本を読んでもらいたいんですが、この本を読んで頭に浮かんだ言葉… モリタハヤトのキーワードは、
・タフ
・骨太
・家族
というものでした。
エピソードを読んでいると、スーパーサイヤ人的な、ピンチの後は成長が大きい、みたいな実感があって、それを楽しむ余裕があるんだろうなぁ、とも思いました。ピンチをチャンスに、ではないけれど、ピンチはしっかりと乗り越えて、乗り越えられることを知り、それを糧にするような姿勢や思考、須藤元気さんを思い出しました。そういえばお二人とも1978年生まれ、複数の肩書きを持つ多彩な人です。ドラマがあるんだよなぁ、大きくなる人や大きくなる物事には…
モリタさんのお店に関しても、お店がエンターテイメント、舞台というのは納得しました。もう閉店してしまいましたが、渋谷の鳥重や日暮里のザクロにも同じようなエンターテイメントを感じます。食材を飾って魅せる、というわけではなく、
その人がいるからそこに行きたい、といういわば芸人さんを見に行くような感じなんです。なので、モリタさんのお店に行く時は、お店に行くというよりはモリタさんに会いにいくって方が近いんですよね。
その他、本を読んでいてメモったことをつらつらと…
・若さは力。
・夢は有言実行で。
・接客の技術とサービス。
・七輪がコミュニケーションツール。
└ ディズニーランドは世界観がコミュニケーションツールとなり、
自分もキャストになっているんだろうと思う。
・飲食店やイベントを考える。
└「ふたりになにかをさせる」をさりげなく。
・「ご縁(円)なのです」にモリタさんのドヤ顔を見た。
・別れた彼女とモリタさんのお店に行って申し訳なかったなぁ…
・「信用は無形の財産」
└ ソフトマネーとハードマネー
ソフトマネーとハードマネーのお話を最後に… ハードマネーというのは、まさにお金のこと、紙幣や貨幣のことです。ソフトマネーというのは、人のつながり、だったり、まあお金にできない価値のことです。モリタさんは「商売はお金ではなく人」と書いていますが、それはまさしくソフトマネーのことで、なるほどなぁ、と思いました。もちろん、両方大事なんですけども、そういう考え方や価値観がこの本によっても広がっていけばいいなぁ、と思います。
モリタさんは、いろいろなタイミングで様々な経験をして変化していったんだと思いますが、
(本の中にそういうエピソードもいくつか出てきますが)
もっと何かあったんじゃないか、あるんじゃないか… そんな興味もわいてきました。これはまた、モリタさんに会いにいくしかないなぁ。
おじさんの目線
スペシャルサンクスに名前が載っていてビックリしたけど、嬉しかった!!