沖縄本島南部エリアは、那覇空港から近いこともあって、観光の初日、もしくは最終日に巡るのにちょうどいいんです。そんな南部観光の中心になるのが「おきなわワールド」なんですが、その横にある「ガンガラーの谷」は、ケーブカフェという洞窟にあるカフェでコーヒーが飲めたり、ガイドさんと一緒に谷を歩くツアーがあるということで、天気のいい日に行ってきました。
基本的にガンガラーの谷には車で行きます。レンタカーかタクシーになると思いますが、いろいろ考えるとレンタカーが楽ですよね。ガンガラーの谷の駐車場には大きなガジュマルの木があります。で、重要なポイントはトイレ。この先にトイレは無いので、駐車場に着いたらトイレに行っておくことをオススメします。
看板に従って階段を降りていくと、洞窟とその中にあるケイブカフェが見えてきます。
中に入って振り返るとこんな感じ。
さらに中に入るとこんな感じ。
これ、ディズニーランドのカリブの海賊とか、そういうアトラクションを彷彿させますが、天然の洞窟なんです。なので、不意に上から水が垂れてくることもあります。
さて、ケイブカフェに入るだけであれば無料です。コーヒーやアイスを有料でいただくこともできますが、今回のオススメは、ガイドさんと一緒にこの奥を散策するガイドツアーです。ガイドツアーは結構な人気なので、予約していくことをオススメします。ケイブカフェの入口に受付があるので、そこで受付を済ましたら時間まで待ちます。時間になったら前方のステージ前に集合です。
参加者が集まったら、ガイドさんが自己紹介をしつつ、ツアー開始です。今回のガイドさんは「玉ちゃん」、面白いガイドさんでした。
あとは、ガイドさんのお話を聞きながら、ついていくだけ! ではありますが、同じコースでもガイドさんによって立ち止まるポイントやお話してくれるエピソードが違うようです。沖縄県民が観光客を連れて何度か来ても楽しめる気がします。
さて、一行は川沿いを進み、洞窟の中へ…
思えば、川沿いの洞窟の段階でメタファーは始まっていたんですね。
中は暗いということで、ランタンが用意されていました。
灯りを持ちつつ、奥へ進むと…
シンボルがありました。鍾乳石ですが、男の方です。
子宝に恵まれますように、と祈願をする人も多いとか。そういえば、本島北部の大石林山にはこれとは逆に「生まれ変わりの石」がありました。我が子と一緒に行った僕には、むちむちの赤ちゃんの腕にも見えました。
この洞窟はここで途切れているので、引き返して別ルートを進みます。
さらに先に進むと、森の賢者がいるんだとか…
トンネルをくぐるとそこには…
森の賢者 大主(ウフシュ)ガジュマルがいました。
ガイドの玉ちゃんが「カメラを斜めに構えると、全体が入りやすいですよ」と教えてくれました。
このガジュマルから伸びている根なのか弦なのか、まるでシン・ゴジラの尻尾のようです。
若干、怖いです。
見上げるとさらわれそうですし。
この大主(ウフシュ)ガジュマルがクライマックスではありますが、コースはもう少し続きます。
「日本人のルーツ」かもしれない港川人の生活について、想いを馳せつつ…
最後はツリーハウスの上からの眺めを楽しみました。
20名前後の人数でのツアーになるので、全くの静寂とまではなりませんが、澄んだ空気と厳かな雰囲気に何かを感じた約80分間のツアーでした。雨天だと大変ですが、好天であれば、木陰も洞窟内も涼しいですし、何より外を歩くのが気持ちいいのでオススメのツアーです。ぜひシン・ゴジラ的な大主ガジュマルを見に、出かけてみてください!
おじさんの目線
他にも南部はサクッと回れるところが多いし、最終日にオススメですかね。
【関連リンク】
ガンガラーの谷(公式サイト)