今年の初夏はなぜかパイナップルにハマりました。最初は、市場で見かけた100円と400円のパイナップルの違いが気になった、というところから。
左が Dole のブランドパイン・スウィーティオ(400円)、右が初見のWill小玉パイン(100円)です。
サイズ的に劇的に違うわけでもないけど、値段には4倍(とはいえ300円)の差がありました。
このふたつのパンを食べ比べてみて、ジューシーさ、甘さ、可食部の多さ、すべてにおいて400円のパインの勝ちでした。ただ、酸味は強かったけど、100円のパインも悪くないし、好みでこちらを選ぶ人もいるかも… なんて思いました。
そんなことで興味が深まり、ここから最高のパイナップルを求めて、いろいろ買って食べてみました。毎日、朝食前と晩ごはん前に食べ続けて1ヶ月!
もっともリーズナブルだったのは Will 小玉パイン(100円)でした。そして、食べた中でもっとも高価だったのは、沖縄が世界に誇る最高のパイン・ゴールドバレル、2,000円でした。
ゴールドバレルもサイズがいろいろあり、2,000円というのは普通サイズという印象です。もっと大きなもので3,000円とか4,000円というものもあります。食べてみると、とっても甘くて「完熟!」って感じだけど、身はしっかりしています。けど固くない。繊維質が上等な感じです。芯も食べられるので過食部が多いし、さすがの最高級パイナップルでした。
石垣島のピーチパイン、600円でした。ピーチパインは3回買ってみましたが、大型のものはなく、どれも中くらい、もしくは小型でした。果肉は白っぽくて、芯まで食べられます。ジューシーかつ甘くて美味しいんですが、最大の特徴はその香り。桃の香り… かなぁ? エステル香は感じます。ゴールドバレルはたしかに甘いし、それが美味しさにつながっているんですが、ピーチパインは香りが美味しさにつながっている気がします。今回いろいろ食べましたが、ピーチパインが一番気に入りました。
石垣島の平安名(へんな)さんが作った「へんなパイン(ハワイ種)」、600円でした。カットした時、果汁の出方が他のパインより多かったんですが、食べてみてもめっちゃジューシーで美味しかったです。甘さだけではなくて酸味もあるんだけど、バランスがいいので邪魔になりません。芯はギリギリ食べられる硬さ、かな。このパインはなにより果汁の豊かさが良かったです。
DelMonte(デルモンテ)のブランドパイン・ハニーグロー、600円でした。大手のブランドパインでも600円で買えちゃうのはすごいなぁ、と思いつつ。甘くて美味しいんですが、芯は食べられず… 可食部の多さや特徴を考えると、他のパインに魅力を感じてしまいます。リーズナブルだし、全然悪くはないんですけどね。
台湾のブランド銘柄・金鑚パイナップル、500円でした。金鑚パインは2回買ったんですが、最初に買ったのはしっかり熟してて、やや柔らかかったけど、とても甘くて美味しかったです。2度目のものは酸味が強くて、個体差を感じました。でも、芯も食べられるし、全体的には高評価です。
手でちぎって食べられるスナックパイン、400円でした。手でちぎれる、という触れ込みだったので手でちぎってみたんですが、その結果、写真を撮りそびれました。で、確かに手でちぎれるんですが、それって身がギッシリと詰まっていないからなのではないかと思いました。手軽なパインだとは思うんですが、味で選ぶならピーチパインです。
ということで、パイナップルをいろいろ食べ比べてみて感じたのは、同じブランドでもだいぶ個体差がありそうだってこと。売り場で見てみても、色が結構違うんですよね。多くのパイナップルは緑よりも黄色いものが、ピーチパインはピンクになっているものが美味しかったです。
値段、美味しさ、ブレの少なさを考えて、600円で買えるピーチパインが今期のMBP(マイベストパイン)でした。
ゴールドバレルは美味しいんだけど、やっぱり他と比べて値段がお高く感じてしまいます。大きいし、その分可食部も多いので、贈答品にはゴールドバレルがいいかなぁ。金鑚パインは美味しかったけど、個体差がかなりあったので、そうなるとブレの少なかったピーチパインかなと。いずれにしても芯まで食べられるってのが意外とポイント高かったです。
一度にたくさん食べると酵素の影響で口内がピリピリするので、食べすぎないってのもメリットに感じるパイナップル。ジューシーで繊維質たっぷりでビタミンB1をはじめ、ビタミンA、ビタミンCも豊富なので、この夏の健康のためにローテーションに加えてみてはいかがでしょうか?