ちょっと前まで、ほとんど考えたことの無かったオアハカでしたが、来てみてとても好きな街になりました。そんなオアハカを立って、今日はメキシコシティへの移動日です。ただ、フライトは午後3時ということで、午前中からお昼まではゆっくりと時間を使うことができました。
例によって時差ボケで早く起きてしまうので、夜明けの時間に合わせて散歩に行ってきました。ほんと、画になる街です。こちらは夜明け前のサント・ドミンゴ・デ・グスマン聖堂です。
オアハカの野良犬は夜が明けても寝ていました。
8時位になったら朝食を食べに11月20日市場にやってきました。先日とは違い、今回は人気メニューのトラジューダをいただきます。
ピザ生地ではなく、トルティーヤを使ったピザ、という感じでしょうか。
とにかく大きくて、朝からひとりで食べられるのか、少し心配になりましたが、トルティーヤは薄くてパリパリなのでそこまで重くはありませんでした。
のび〜るチーズはしっかりとした食感があって美味しいです。なんならトルティーヤとチーズだけでも幸せになれるんじゃないかと思うくらいです。
しっかりと食べきったら、サント・ドミンゴ・デ・グスマン聖堂の裏手にあるオアハカ民族植物園に行ってみました。こちら、50メキシコペソのガイドツアーがあり… というか、ガイドツアーでしか入ることができない施設なんです。
ということで、初回のツアーを目指して、ギリギリ最後のひとりで入ることができました。が、ツアーは全部スペイン語なので、ほとんど何を言っているのかはわかりませんでした。
何故かセミの抜け殻がめっちゃ集まっている木があって…
下は石が詰まっている感じの地面なのにどこから来るのか? セミは食べないのか? など質問が浮かんだんですが、誰も質問をしていませんでした。みんな、もっとセミに興味を持って〜!
このツアーは結構人気のようですが、その理由はインスタ映えするスポットがあるからのようです。こんな感じでサボテンの壁と池があって、ここで写真を撮る人が多い、と。
おじさんはひとりで参加だし、スペイン語も話せないしなので、ひとりで撮りました。
ここでツアーのみんなに声をかけて、お姫様抱っこをするっていうのも考えたんですが、皆さんの邪魔になりそうなのでやめておきました。
植物園のツアーが終わったら、斜向かいにあるオアハカ切手博物館に行ってみました。こちらは入場無料です。いろいろ切手や郵便に関する展示がありましたが、個人的に刺さったのは、いくつかの封筒を合わせるとひとつの絵になるアイデアです。
今は封書で手紙を何通もやりとりすることは無いと思うんですが、請求書を送る封筒にちょっと遊び心、みたいな感じで使えないかな、とか。
そんなこんなでお昼を過ぎて、ホテルのチェックアウトの時間が近づいてきました。と、ホテルに戻ると併設されてるバーが開いている? 聞けば CLOSE というのは完全閉店ではなく、昨日はやってなかった、ということで… 置いてあるメスカルをいただきました。
オアハカで飲んだメスカルは、ほぼ試飲だったので値段を考えていませんでしたが、ここで飲んだメスカルは1杯160メキシコペソ(1,100円くらい)ということで、結構なお値段でした。まあ、ホテル併設のバーで飲んだって考えると、そんなもんかと思いますけども。
さて、ホテルをチェックアウトしたら、Uberで空港に向かおうと思っていたんですが、お昼過ぎの街の中心近くではUberが全然捕まらない! ということで、流しのタクシーを捕まえて聞いてみると、空港へは一律250メキシコペソ(1,600円くらい)ってことで、それならいいかとタクシーで空港に向かいました。
今回の移動はアエロブスです。預け手荷物を入れても1万円とリーズナブルなのでした。
大きく遅延することも無く、メキシコシティに到着。メキシコシティの空港からはUberで移動します。Uberを使っている人は少ないようで、すぐに捕まったし、料金も安くて助かりました。
メキシコシティでの宿はこんな感じです。実はグアダラハラとオアハカの宿には冷蔵庫もドライヤーも無かったんですが、ここはありました。
アメリカのホテルって感じの内装で、ある意味で慣れたものです。
さて、ここまで移動してきましたが、朝ごはんを食べてから何も食べていません。ということで、この旅のもうひとつのメインイベント、タコスを食べに行きます。目指したのは、NETFLIX「タコスのすべて」に登場した EL TORITO です。
タコスについて、この旅でわかったことがあるんですが、それは別途記事にしようと思います。
めっちゃ美味しかったし、達成感もあって、おじさん、少し泣きました。
メキシコに住んでいる友だちが、近所にもう一軒オススメがあると教えてくれたので、そちらにも行ってみました。
こちらはメニューがいろいろあって迷いました。
焼き鳥を食べに来たら、いろいろな部位があって迷っちゃうパターンです。
食べ慣れてくると「これは塩、これはタレ」って感じで、自分の好みもわかってくると思うんですが、タコスにもそういうのが必要だな、ってこともわかりましたが、詳細は追って…
そして、その足でルチャリブレを観に、アレナメヒコへ… チケットは当日窓口で買う方がいい席が取れる、ってどこかのサイトに書いてあったので、オンラインでは購入せずに行きました。
が、そこに罠が潜んでいました。チケット購入窓口に列ができているんですが、そこで人波を仕切っているおじさんがいたんですね。で、その人に「一番いい席がほしい」って伝えたら、「窓口はこっちだわ」って感じで入場口に連れて行かれて、そのおじさんが持ってるチケットを買えと…
僕の記憶では一番いい席の値段は400ペソだった気がしたんですが、おじさんの提示は300ペソでした。しかも、入り口の係員とも仲良く話してるし、「まあ、いいか」ってことでおじさんに300ペソを渡して、中に入れてもらいました。
で、席に行ってみると、隣にお兄さんが座ってて「あ、おじさんからチケット買った? ほんとは240ペソで買えるんだけど、僕も買っちゃったよ」みたいなことを言ってまして…
60ペソ(400円くらい)多く払った席はこの位置。前から10列目。悪くは無いけど、よくもないんじゃね? ちなみにTシャツはグルクンマスク、バッグはオスプレイです。おのぼりさんが都会でやられた感ある〜。
まあ、一番前に行くと、ずっと見上げてなきゃいけないし、写真は撮りやすいからいいか、なんて納得されてルチャリブレを観てました。僕が唯一知ってたのはこの選手、ネグロ・カサスです。28年前に日本で観て以来!
名前は知ってたミスティコは、ルチャリブレの座長って感じで、とにかく人気を集めていました。他の選手が出てる時もミスティココールが起こるっていう、プロレスとして観ちゃうと微妙な感じではあったんですけども…
それにしても、みんな大声でワーキャーと応援してて、コロナ禍なんて無かったかのような雰囲気でした。僕も会場に入ってしまったら、とくに気にならず、楽しんでいました。
さて、明日は午前中にPCR検査を受けて、午後からまたタコスを食べたり、お土産を買ったりして… 夜にPCR検査の陰性証明を持って空港に向かう予定です。問題が無ければ26時のフライトで帰国します。体調的にはおかしなところはないので大丈夫だと思うんですが、果たしてどうなるか…