北大東島に行ってきました。今回はソーシャルメディアに関するセミナー講師で伺ったのですが、セミナーの前後にいろいろと島を案内していただきました。
僕が滞在していた二日間は大雨でこそなかったものの、嵐のような風が吹いていました。ということで、海は大時化、波もかなり高かったです。
なんだけど、この青い海。日本海を思わせる波としぶきでありながら、南国の青い海… ちょっと不思議です。
潮だまりには結構大き目の蟹もいました。
蟹をつかまえてみようかなんて、近づいてみると…
海の神が怒ったようです。
うふ(大)あがり(東)の名が示す通り、ここは沖縄で最東端の島です。その島の中の東側が沖縄県の最東端になるわけで、そこには沖縄最東端の碑が建てられていました。
うむ!
ちなみにこの近くには、北大東島唯一の砂浜があるとのことで覗いてみました。
ひとり寝そべるくらいのスペースでしょうか。ただ、しっかり砂浜してました。奥の海も綺麗だし、ここからシュノーケリングとか良さそうですよね。天気さえよければ。
続いて、現在、新しい港を建設中ということで、その現場を見ることができました。
画像左側の岩肌も綺麗にカットされていて、目を奪われますが、すごい規模で圧倒されました。ゆくゆくは今、工機があるところすべて掘り起こして海水をひきこみ、港になるそうです。
場所は北大東島の南側なのですが、港の名前が「南大東漁港・北大東地区」というもので、旅人にはわかりづらいですよね… これが完成した暁には、各漁港の名前を見直したり、せめて愛称くらいつけてもいいんじゃないかと思います。画像右上の島が南大東島です。
ちなみに、ここで掘り起こした岩は、島の北側に積んでいるんだそうです。車で横を通ると、でっかいピラミッドみたいになっていて、歩くこともできました。積んだ岩がこんな山みたいになったって… どんだけ~!
航空写真で見ても、ちょっと異様な感じなのですが、アメリカから「軍事施設でも作ってんのか?」とツッコミがあったとかなかったとか。
続いてやってきたのは、上陸公園。ここは北大東島に初上陸する時に使われた場所なのだとか。
とにかく岩場の多いというか、絶壁の島なので、船でアクセスしやすく、波が穏やかかつ、登りやすいということが条件になりますかね。公園の下が現場なのですが、崖の上からのぞいてみると、なるほど、なかなか波も穏やかですね。
今は下に降りる道があるので、そちらを通って上陸現場に行くことができます。
波が穏やかに見えた場所でも、結構潮が巻いているというか… なかなか大変そうでした。
ちなみに横にあったでっかい岩は2年前の台風で崩れたものだとか。岩肌が白いところが崩れたところだそうですが、2年経っても色の差がわかるもんなんですね。
崖の上の公園への帰り道、空に続く道のようでよかった。けど、結構疲れます。
北大東島の名産はジャガイモ、かぼちゃ、月桃なんですが、ジャガイモもカボチャもまだ収穫前でした。ということで、月桃の加工場を見学させていただきました。月桃はショウガ科ハナミョウガ属の多年草ですが、大東島の月桃はタイリン月桃というもので、この葉の蒸留水はものすごく高価なんだそうです。
葉と茎を手作業で分けてらっしゃいました。こちらが葉を煮詰める機械、ですかね。
こちらは月桃の繊維。麻のような感じで衣料品にも使われるそうです。
いろいろと北大東島を回ってきましたが、個人的にヒットだった2つのポイントをまだ紹介していません。ということで、まだ続きます!
おじさんの目線
港に水を引き込む瞬間を見たいですよね…