4か月前に書いたんだけど、まとまり切らなかったので放置してたものをちょっと加筆・修正して公開してみます。
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自分はソレをしたことを知っているわけでその自分を内包して生きていくのが気持ち悪いって分かっているから、ソレをしないんですよね、オトナになると。
嘘をついたり騙したり煽ったり…
でも、時々いるんですよね、それを内包しても普通に生きていける人が… それをかっこいいと思ったり、大義名分で塗りつぶしたり。もしくは、もう才能なのかもしれないなぁ、なんて思います。そういうことができるってのは、ひとつの手段になるとも思うので…(処世術だったり、手口だったりするかもしれない)
で、周りのオトナにそういう人が多かったり、そういう人が目立っちゃうと、それこそ大義名分だとか強迫観念とか混ざってしまって、見ている自分も影響を受けちゃって、本当のことが見えなくなっちゃうのが怖いなぁなんて思っています。ネオンが綺麗だな~って街に出てきたら、星が見えなくなった、みたいな?
…というのは、炎上マーケティングじゃないけど、そういったネット上のアレコレを見てて思ったんですけどね。
モテる人って炎上を手段にしなくてもいいはずなんですよね。基本的に、モテない人が目立つ手段として使っているイメージです。劣等感をこじらせると、そういうことでも目立とうとするのかな、とか… いや、よくわかるんだけどね。そういう方に走っちゃうよ、昔、走ってたし。
そんな自分のことを振り返りつつも、すごく感情的なことを云うと、モテないやつが目立とうとするのって、邪魔というか、うざったいんですね。面白ければいいんだけど、面白くないからモテないわけだし… 無理して炎上しなくても、つつましやかに生きたっていいじゃない、人間だもの。モテるポイントとか自分の見せ方がわかってない場合に無理をしてうざくなる、ってことなのかもしれないなぁ。だからこそ、自分らしくつつましく、なんだろうけど、若いころの自分に云っても、わからなかっただろうなぁ。
まあ、オトナになると、自分の見せ方もわかってくるし、形も出来てくるから、アレコレみたいな方法を取らなくてもモテるんじゃないかな、なんて思います。力が抜けてくるってのは、そういうことなのかもしれないなぁ。
ところで、僕は落語の世界観が好きなんですけど(僕の狭い知識の中ですが)あの世界って劣等感を持っている人ってあまり描かれていない気がします。「てめえみてえなもんは!」ってお説教をする人が出てきても「おれみたいなもんが…」って凹んでいる人は少ないというか…
今回の話は、基本的にネガティブなことに対してだけど、ポジティブなことでも「良いことをした」って想いを内包して生きていく、なんてこともしないほうがいいなぁ、とも思うんですけどね、今は。
おじさんの目線
男も女も、モテない人は嫌いです。