チューハイブームだったりして、各社からいろいろな商品が出ています。出すぎています。で、どれが美味しいのかをすべて飲み比べしてみたんですが、それは現実的ではないということで、各社のスタンスを探る意味も含めて、3つのブランド、しかも季節限定商品に絞って飲み比べをしてみました。
今回飲んでみたのは…
・キリンビール 本搾りチューハイ
・宝酒造 極上レモンサワー
・サッポロビール キレートレモンサワー
の3つです。
基本的には、余計なものが入っていない方がいいと思っていて、それで考えるとサントリーのチューハイ群はほとんど人工甘味料(アセスルファムK、スクラロース)が入っています。(こくしぼりだけは例外で、おそらく人工甘味料を使わないブランドなのではないかと思います)
ということで、人工甘味料を使っていなくて、しかもユニークな缶チューハイを選んでみました。
個人的な本命はキリンビールの「本搾りチューハイ」でした。香料・酸味料・糖類が無添加、原材料は果汁とお酒だけという他にはない商品です。定番商品のオレンジなんて果汁45%で、ほぼオレンジジュースですからね。
アルコール度数が5%とそんなに高くないのもいいですね。変に酔わない。
ということで、夏限定の夏柑 和柑橘ブレンドをいただいてみました。うんしゅうみかん・夏みかん・はっさく・日向夏のブレンド果汁を使っています。
で、ちょっと予想外だったのは、ジュース的に美味しい&アルコール度数が程よい、ってこともあって、まるでジュースなんですよね。なるほど、果汁が多い場合には少しアルコール度数が高い方がお酒を飲んでいる感じ≒飲みごたえがあるのかも、なんて思いました。が、いろいろ入っていて、変な酔い方をするよりは全然マシです。
続いては、日本初の缶チューハイ「タカラcanチューハイ」を生み出した元祖・宝酒造の「極上レモンサワー」シリーズです。こだわりの焼酎といろんなレモンの組み合わせで商品展開しています。
アルコール度数は5〜7%。さすが元祖という感じで、レモンの風味を感じつつもお酒を飲んでいる満足感もあります。
瀬戸内レモンはスッキリ、黄金マイヤーレモネードはやや甘めのお酒に仕上がっていました。
いずれにしても、お店で出されたら素直に「美味しい!」と感じるだろうなぁ、というレモンサワーでした。
最後は飛び道具というか、レモン果汁にこだわるサッポロのキレートレモンサワーです。レモンを使っているので、各社ともビタミンCやクエン酸は含まれていると思いますが、それをパッケージで打ち出しているのがユニークですね。アルコール度数は9%なので、今回飲んだ中では一番高いですが、それだけにお酒感があり、スイスイと飲むことはできませんでした。
で、今回の一番ユニークだったのがこちら、キレートレモンサワー BOOSTです。ローヤルゼリー配合、炭酸強めのブースト! エナジードリンク的なアプローチです。飲んでいると健康になりそうなイメージですが、ブーストされるのは酔いかもしれません。
お酒としても悪くはないんですが、美味しいお酒としてこれを選ぶかというと別かもしれません。
数日に分けて7つの缶チューハイを飲んでみましたが、結論としては、軽く美味しいものを飲みたいなら「本搾り」シリーズ、お酒として美味しいレモンサワーが飲みたいなら「極上レモンサワー」シリーズがオススメです。
缶チューハイは気軽に手軽に飲めますし、いろいろな料理との相性もいいので、気に入ったのを見つけて、箱買いしておくのが安くていいんじゃないかな、なんて思います。
【関連リンク】
キリンビール 本搾り™チューハイ(公式ページ)
宝酒造 寶「極上レモンサワー」(公式ページ)
サッポロビール キレートレモンサワー(公式ページ)