50歳を手前にしても、この1年は人生初の出来事がいろいろとありますが、今回は人生初の入院、手術を経験したので、その備忘録を書いてみます。
2024年3月にこれまでに感じたことのない腹痛を感じて病院に行ったところ、虫垂炎の疑いということで薬で治療をしていました。
この時はそれで収まったんですが…
ちょうど1年後…
また違和感が出てきたので病院に行ったところ、虫垂炎との診断が出ました。痛みはそれほどでも無かったんですが、この1年でシングルファーザーになり、かつ、沖縄に身寄りもないので、北海道から家族に来てもらい、計画的に入院・手術をすることにしました。
当初は5月の予定だったのですが、直前の検査で謎の腫れが見つかりました。選択肢はふたつ。「経過をを見る」か「そこも含めて切除する」か。ただ、後者の場合は入院期間が1ヶ月かかるやも、ということで「経過を見る」ことを選択しました。
7月になり、謎の腫れは収まっていた(実は癌の可能性もあった)ので、9月に入院・手術ということになりました。
前日に北海道から沖縄入りしたお義母さんを連れて、僕も奥サマーも大好きだった沖縄そば「てぃしらじそば」を食べた後で入院。この日は腕に点滴の管を刺して、晩ごはんを食べて就寝。
病院は新しくなった大病院でとてもキレイだし、設備もしっかりしているところでした。高台にあるから眺めもいいし、結果的に全日程個室で過ごせてとても快適でした。
朝6時くらいに起床。6時半以降は水も飲んじゃダメってことでお水だけ飲んで備えます。8時あたりから手術の準備。人生で超ひさしぶりのオムツと手術着を着て手術室へ。手術室は20畳以上ありそう。ベッドに寝て、点滴から全身麻酔が入ったら、そこから記憶無し。
「手術終わりましたよ」の声で目が覚める。直前に夢を見ていたけど、どんな夢だったかは思いだせず。マックシェイクのストロベリーが飲みたい。暑いかったのかな?
ちなみに目覚めた時はこんな感じでした👇️
ベッドに寝たまま部屋に戻ってきて時計を見ると11時過ぎ。虫垂の癒着は無く、予定通り腹腔鏡手術で終わったとのこと(癒着があったりすると、お腹を大きく切っての手術になり、手術の時間も退院までの期間も延びることに)。ベッドに横たわりながら15分起きに看護師さんによる血圧や体温のチェックを受けます。手術で切ったからか、右脇腹下部に痛みを感じました。なんだか暑いので、掛け布団を薄いものにしてもらい、脇にアイスノンもいただきました。
2時間は横になって安静に、ということだったのでスマホを取ってもらいハライチとオードリーのラジオを聴いてゆっくり。そういえば、全身麻酔ってことで、目覚めた時のせん妄とか幻聴とかがあるのかなって構えてたんだけど、何もなかったです。せん妄は高齢者ほどリスクが高いらしく、僕は代謝が良好なのと短時間の手術で麻酔薬の蓄積が少ないこともあって、何もなかったようです。
2時間後に起きて、尿道からカテーテルを外したり、手術着から着替えたり。で、その時に見て驚いたんだけど、お腹の傷は左脇腹下部にあった… でも、右脇腹下部が痛い。なんで? おヘソのあたりも穴が空いてるのか、ガーゼが貼ってあり、血が染みています。
お腹を見て確認してみると、腹腔鏡手術による穴は3個所。一番大きなのはへそでカメラ+検体摘出に使う、あとは左下腹部に2箇所でこれは 操作用ポートらしい。傷の周りを触ってみると、まだブロック麻酔が効いているようで、痺れているし、立つとお腹前部が重い。立ったり、水を飲んでもいいってことなので、徐々に体を慣らしていきます。部屋からはダイレックス(酒と薬のディスカウントショップ)が見えることもあって、すでにビールが飲みたくなっていました。
トイレで用を足すと、尿道の出口付近がめっちゃ痛い。尿管結石になったことはないけど、結石はもっと痛いんだろうと思えるくらいの痛みなので耐えられる痛み。怖いけど。これは早く治ってほしいなあ。
16時くらいからお腹が空いてきて、18時くらいに待望の晩ごはんです。重湯のようなものだと思っていたら、普通の食事でちょっと驚きました。
青菜とかエノキとか、繊維質たっぷりだったのでちょっと不安になり、食事について AI に聞いてみると、AI にキウイフルーツがちょっとだけアレルギーだったことを指摘される。普段はひとつ食べてもなんともないけど、ふたつ食べると口の中が痒くなることがあるんですよね。アレルギー検査の数値を AI が学習していたこともあり…
と言われる。僕が病院に伝えていなかったこともあり、無理をして迷惑をかけたくないので、残念ながら残して看護師さんにその旨伝えました。食後には痛み止めを飲みますが、まだお腹の前部は痺れているし、痛みはない状態でした。
食後2時間くらいは体を寝かさない方がいいということで椅子に座って読書をして、21時くらいには横になり、22時に就寝。
昨日、寝すぎているためか、3時頃に目覚めました。が、さすがに早いと思い、トイレに行って二度寝。それでも5時に目が覚めます。ブロック麻酔が切れたようで、お腹の前部から痛みを感じます。耐えられない痛みじゃないのは、飲んだ痛み止めが効いているからなのかも。
そんな痛みの中でもお腹は空くので、朝食はもちろん完食。
午前10時、点滴など諸々取れて体が軽くなるも微熱気味。これまで36.7度だったのが37度になったくらいだったんですけども。
主治医の先生に診てもらい、特に問題は無く、翌日の退院OKとのことでした。お義母さんにお子サマーを見てもらっているし、そちらのスケジュールもあるのでありがたい。ただし、今月いっぱいは運動はNG、ジャンプもNG、5kg 以上のものは持ったらダメ、とのことでした。実は来週引っ越しなんですよね… ほんと、今月は忙しい… うまくやらねば。
午後2時半、ランチも食べ終わり、術後始めてのシャワーを浴びました。特に問題無し。問題といえば、お通じがないことでしょうか。お腹が重く感じるし、お通じ、早く出てほしい。午後6時過ぎの晩ごはんも完食して9時過ぎに就寝。
昨日早く寝たこともあり、午前5時半くらいに目が覚めました。やはり痛み止めが切れていると思われ、起き上がるのにお腹が痛くて、苦労をするというか、気合が要ります。お腹が痛いんだけど、お腹の中じゃなくて外側が痛いのは新鮮ではあります。
で、腰の痛みは無くなったけど、相変わらずの五十肩が痛い。このタイミングで五十肩なのは運が悪かったなぁ。あと、普段は腹筋に力を入れて生活しているので気づかなかったけど、お腹の贅肉がやばい。腹筋が使えないから垂れるだけの贅肉になっていて、残念な感じ。しかもお腹を張ると痛いから猫背になりがちだし、いつも無意識に使っていた腹筋のことを思うと、回復はかなり大変そう…
8時過ぎに朝食。痛み止めの薬を飲みたいこともあって、朝食は待ち遠しい… が、相変わらず便秘なのでお腹が苦しい感じ。朝食を食べ終えて、少し歩こうと院内の自販機に水を買いに行くと担当の看護師さんとすれ違い、退院の時間を9時半に設定した。なんとかそれまでに秘めたるものを出したいので、水を飲んで祈る… 普段はここで腹筋して調整するんだけど… 腹筋って本当に大事だと改めて実感します。
AI による理想の腹筋👇️
手続きや着替えも終えて、10時半には退院。お子サマーの待つ我が家に帰宅しました。
とりあえず一週間は痛み止めを服用しながら慣れていく感じになるようです。とはいえ、来週の日曜日には引っ越しの予定があるので、それまでに荷造りを進めねば… という状況です。次の通院は3週間後で、そこで問題が無ければ、このミッションは完了でしょうか。このプロジェクトのスタートは春だったので、想定よりも長くなりましたが、入院期間が4日間で済んだのは本当に良かったです。
今回の保険対象(負担割合30%)自己負担額は14.5万円でした。そこに4日間の個室代(1日9,000円)や、移動のタクシー代やこれまでの検査代を含めると25万円くらいでしょうか。(保険でどれくらい給付金が出るのかはこれから)
そういえば、入院してみていろいろな医療機器の進化を知ることができました。普通の体温計やパルスオキシメーターだと思っていたら、実はタッチ端末で、計測後に別の端末にタッチしてデータを移行するのとかちょっと感動しました。ただ、もう入院や手術はせずに済む人生を送りたいとも思いました。健康で美味しいものを食べて笑っていられるのが一番ですね!